この項目の前半ではアーチャー伝説のヒーロー対戦(Hero Duel. 通称PvP)で初心者が、射撃があまり上手くなくても無課金でも10ジェム試合で安定して勝ち越せるようになることを目標として解説する。40ジェム・100ジェムに挑戦してみたい人のための攻略情報は後半で紹介する。
PvPは数度手を出して惨敗してそれっきり近寄らないといった人がかなり多いようだが、実は全敗でも損にはならないようになっており、やるとやらないでは育成(特に衣装と銘刻)に大きな違いが出てくる。少しコツを掴めばそこそこ戦えるようになり、そうなれば奥が深くて実に楽しいものなので、この記事が苦手意識克服のお役に立てれば嬉しい。
なおPvEはPvPの対義語で「CPU戦」、通常のステージなどを指す。
ヒーロー対戦(PvP)は常設イベントの1つとしてイベントタブで毎日開催されており、ジェムまたはエネルギーを消費して他のプレイヤーと対戦できる。試合には下表のようにさまざまな種類があり、カスタム試合以外は全部合わせて1日10試合までプレイ可能(日本時間午前1時区切り)。
ランク | 参加費 | 勝利報酬 | 敗北参加賞 |
---|---|---|---|
カスタム試合 | 2エネルギー | なし | なし |
エネルギー試合 | 3エネルギー | 20牌、20石 | 10牌、10石 |
初級ジェム試合 | 10ジェム | 18ジェム、30牌、30石 | 10牌、20石 |
中級ジェム試合 | 40ジェム | 65ジェム、60牌、60石 | 20牌、40石 |
上級ジェム試合 | 100ジェム | 150ジェム、100牌、100石 | 40牌、60石 |
※ 牌=ランキング用トロフィー、石=名誉石
エネルギー試合は操作の練習用。スキル選択やHPやバフ類はなく、武器も弓縛りで、10発先に当てた方が勝ち。クエストなどのために参加実績だけが欲しい場合はこれが使えるが、エネルギーがもったいなさすぎるのでさっさと卒業しよう。
ジェムを消費する初級・中級・上級の3つが本会場。初心者を含む無課金勢や軽課金勢は初級(10ジェム)に、重課金のいわゆるガチ勢は上級(100ジェム)に集まっているようで、中級にはあまり人がおらずなかなかマッチしない。
このガイドをお読みの方は初級をやっておけば間違いないが、ガチ勢の人は初級に来ると強すぎて迷惑なだけなのでやめましょう。
カスタム試合では知人やクランのメンバーを誘ってジェム試合と同様の対戦ができる。回数制限はないが報酬もない。ガチ勢は仕様の分析に利用しているようである。
以降の説明では主にカスタム試合とエネルギー試合を除いたPvP(ジェム試合)について解説する。
上表の通り、PvPへの参加にはジェムもしくはエネルギーが必要。試合のたびに(負けても)報酬がある。
10ジェム試合の場合、勝つと18ジェムもらえるのでジェムだけで考えても6勝4敗から黒字になる。40・100ジェムの採算ラインは7勝3敗。以下はジェムのみでの収支表:
階級 | 4勝6敗 | 5勝5敗 | 6勝4敗 | 7勝3敗 | 8勝2敗 | 9勝1敗 | 10勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10ジェム | -28 | -10 | +8 | +26 | +44 | +62 | +80 |
40ジェム | -140 | -75 | -10 | +55 | +120 | +185 | +250 |
100ジェム | -400 | -250 | -100 | +50 | +200 | +350 | +500 |
PvPを始めたばかりだとまず勝ち越せず、10ジェムマッチだと毎日数十ジェムの持ち出しとなるが、全敗でも名誉石が週に1400個は手に入り、名誉店で衣装クーポンの金2枚・紫3枚とレベル3宝石が少々ぐらいはもらえる。参加賞だけでショップ価格1000ジェム以上の価値があり、さらにシーズンごとの報酬も無視できないので十分に元は取れる。育成の一環としてできれば参加しておいた方が良いだろう。
報酬の名誉石で手に入るポンちゃんやPvP向きの衣装を早めに入手できれば楽に勝ち越せるようになり、一転してジェムの貴重な収入源となる。衣装とPvPには密接な関係があることを覚えておこう。
40ジェム試合以上は賭け金が大きく上がる割に名誉石はあまり増えないのでそれなりに勝てないうちの参加はおすすめできないが、10ジェムで常時8割以上勝てるようになったら収入増を目指して1つ上を検討してみるのも良いだろう。
40ジェムで6割勝てていれば、名誉石も考え合わせると十分採算が取れていると思われる。勝率が常時9割を超えるようだと迷惑ユーザーに近い存在になっていると思われるのでランクアップをおすすめしたい。
エネルギー試合は参加費が安く感じるが、参加費3エネルギーを買うと最低でも9ジェムかかる。実はコストは10ジェム試合と大差ないのに報酬が大幅に劣り全く割に合わない。練習やテスト目的でなければ10ジェム試合の方にしておこう。
PvPは2週間のシーズン制となっており、シーズン中で初めて試合に参加しマッチングが成立した時点でグループに割り振られる。このグループはランキングの集計のみに使われるもので、各試合のマッチングに関してはグループに関係なく行われる模様。
グループ番号は1001から始まり、チャプター進行に伴い千の位がN21以降の8まで増えていく。以降の桁は同じ水準内でのグループ分けで、既存グループが定員に達すると新しいグループが作成される。この仕様のため、ゲームの早い段階からPvPに参加しても過酷すぎるグループになってしまう心配は基本的にない。N21を超えてからが本番である。
2024年春時点では8000番台は8004~8006ぐらいまであることが多いが、イベント絡みの時などには8010を超えることもある。強すぎるレアアイテムがあるなどでPvPのバランスが崩れている時には参加者が減ってグループ番号が小さくなる傾向にあるようだ。
各シーズンでは、早く始めるほど番号が若い=強豪や総人数の多いグループになってしまうようなので、あえて日付変更直前もしくは1日遅れで開始すると高順位を確保しやすい(お山の大将状態)。ただし何日も遅らせるとそのぶん名誉石が減り、開始日の早い人と同じグループにされてしまうこともあるのでほどほどに。
※ 2日目にエントリーした人が初日にした人よりも若い番号のグループに割り振られたという報告が時折あるので、単純な先着順ではない可能性がある。
2週間でのグループ内順位に応じてシーズン報酬がもらえる。報酬はシーズン終了後しばらくするとメッセージボックスに届く。シーズン報酬のメインは衣装クーポン・ランダムかけら・宝石・遺物宝箱の鍵・ドラゴン宝箱の鍵・幻彩色の鍵などで、順位により数量にかなりの差がつく。
ただし宝石は50位入賞してもレベル4が1つと明らかにしょぼいので、宝石のシーズンは10ジェムでたまに適当にやっておく程度でも良いかもしれない(逆に高順位を狙うならチャンスかもしれない)。上位ランカーの特別報酬については後述。
ランキングのスコア(トロフィー、勝ち点)は選択したランクに関係なく合算なので、毎回好きなランクでプレイして問題ない。負けてもトロフィーはもらえるので、1試合でも多く参加した方が有利である。
トロフィーは初級で勝った時よりも上級で負けた時の方が多くもらえるため、ランキング上位は実質100ジェムのガチ勢専用。10ジェム勢は100位入賞ぐらいを目標にすると良いだろう。たまに1つ上のランクの試合を混ぜるだけでも「団子から抜け出して」かなり順位が上がるので、余裕があるなら試してみるのも良い。
なおシーズン最初の数日間は「お試し」で上の階級にチャレンジする人がいるので中上級の水準がやや下がる。最終日も、初・中級者が上位滑り込みを狙って階級を上げたり、上級者が消化試合となりジェム節約のために階級を下げたりするので、上級の水準が下がり初級がきつくなる傾向がある。
PvPの採算性が格段に向上する不定期イベントが複数あり、開催時は初心者も含む多くのプレイヤーが集まる。レベルの近い人と短時間でマッチングしやすくなり、豪華な報酬ももらえるので開催時にはふるって参加してみよう。
不定期に開催されるジェム消費イベントではPvP参加費の全額が消費として計上され、報酬のジェム分が差し引かれることもないので、消費量を稼ぐのにもってこいとなる。
景品の割が良い1万ジェム程度を8日間のうちに買い物などで消費するのはかなり厳しいが、100ジェムマッチ全参加ならそれだけで8000稼げる。多少負け越したところで余裕で元が取れるわけである。(最近は4~6日間の短い開催も増えている。)
期間中は中上級への参加者が増えレベルが下がる傾向にあるので、初級者でもこの時だけは100ジェムを試してみてもいいだろう。原住民である上級者との連戦を回避し、初級者同士で連戦して星を五分で分け合うイメージでプレイすると良い。
40ジェム(8日で3200消費)という選択肢もあるが、消費目当ての非ガチ勢は100ジェムに集中するため、100ジェムより40ジェムの方が手強くなる逆転現象になりがちなのであまりおすすめしない。
なお、このイベントが開催されるとランキングの勝ち点が底上げされるため、10ジェムだけに参加していると普段と同じ程度の勝率でも順位が下がってしまいがちである。
実質2000ジェム足らずでこの報酬!
こちらも不定期に開催される「獲得時間」イベントの中に、PvPタイプのものがある。このタイプの時にはPvPの参加回数や勝利数に応じて報酬がもらえるほか、PvPでもらえる名誉石が2.5倍になることもある(画像左)ので、当然ながら参加者が激増する。
こちらの場合は勝利数や参加回数を稼ぎやすく採算も取りやすい10ジェムと40ジェムに人が多く集まる傾向にある。特に、名誉石割増の時には10ジェムは全敗でもボロ儲けなので是非参加しておこう。
他にも、不定期イベントの中にはクエストの一環などとしてPvPに関係しているものがある。
モンスター派遣(アトレウスの宝の地図)やチャージボーナスクエストではPvPでの勝利がクエストの1つとなっており、初級やエネルギー試合の参加者が増える。
ジェムの消費量や獲得量がクエストになっている場合もある。算入が認められている場合はPvPで楽々達成できるので、見かけたら達成状況の数値をメモしてから数試合プレイしてみて有効か確かめよう。獲得クエストの場合は勝たないと1ジェム分にもならないので、100ジェムをやるかは自分の腕と良く相談されたし。
(執筆時点で)「ジェム○個獲得」のような獲得量が条件のもののうち、クレイジーモンスターたまご・釣りフェスタ・地下鉱山のクエストはPvPでは達成できない。新歓イベントの7日カーニバルについては未詳(そもそもPvP自体が未解放のことが多い)。「消費」は航海トレジャーのものがPvPも算入される。
会場に入って「マッチング」ボタンを押すと、その時に同じ階級でマッチング中のプレイヤーの中からAIが「実力が近い」と判断した相手との試合が組まれる。
この際に、HPや攻撃力などの能力値も調整が入るため、同じヒーローと装備でプレイしていてもマッチングのたびに違う数値になる。両者ともにHPが多くなる試合と少なくなる試合があり、前者寄りであるほど長期戦になる。
同じバージョンのクライアント同士でしかマッチされない(らしい)ので、新版が出た直後でまだ全員に行き渡っていない時期はマッチしにくくなる。古いバージョンのまま放置しているとほとんどマッチしなくなるので早めに更新しよう。なおこれはマイナーバージョンの更新までで、バグ修正のみのパッチバージョン(最後の数字)はこの限りではない。
運営も対等なマッチングになるよう努力はしているものと思われるが、現実にはまず勝負にならないような組み合わせになってしまうことも少なくない。試合結果などは考慮されず、一度マッチした相手に何度でも繰り返しマッチしてしまう仕様となっている。
マッチングの基準は公開されていないが、対戦相手のアカウントの詳細を外部的に把握できたケースなどからある程度は推測できる。攻撃力とHPの数値(のみ)を基準に判定されており、「攻撃力×4~6+HP」のような値が2倍程度までに収まる相手が同時にマッチングしていれば試合が成立する。この時に、ステータス差は3割程度に収まるよう圧縮される、のではないかと考えられる。
この仕様のため、初心者がヒーローが強くなってから参戦しようと思っても逆にどんどん難易度が上がっていってしまう。逆にできるだけ育っていないうちから参戦すれば基本的に初心者同士のマッチになるので、最初は不慣れで多少負けたとしてもトータルでは美味しい思いができるはずである。
HPが3割多いような相手とマッチした場合、(HPブーストなどによるのでなければ)そのような相手は当然装備も経験も格上なのでまず勝負にはならないと思われる。終盤プレイヤーでも試合を成立させるための苦肉の策なのであろう。
同じ原理により逆に自分より圧倒的に弱い相手ともマッチするわけなので、皮肉な話ではあるが、ステータス調整と回避が上手くなれば回避対象の強い人よりも高い勝率を残すことも十分可能である。三十六計逃げるに如かず。
なお、アーチャー伝説2のPvPに相当する「アリーナ」では、戦闘力が明示されたプレイヤーの中から自分で対戦相手を選べ、強い相手ほどレートが有利になるよう改善されている(が、ヒーローを自分で操作できない自動運転である)。
出たばかりの高額アイテムを持った相手や先述のように初期HPが3割多いような相手などは勝ちようがない場合が多いので、一度マッチして惨敗したら次はしばらく時間をあけて回避しよう。マッチすること自体がおかしいレベルであればフィードバックに協力もしておくと良い。チーターに当たった場合も、通報に即効性はないので回避の一手。
初級のピーク時なら数分で良いが、中上級の午前中などだと数時間必要なこともある。いま10試合こなすのにどれだけかかるかを考えて時間を開けよう。相手が同じグループの場合は、ランキングでアバターをタップして試合数を観察すればいついなくなるかが分かる場合がある。
中上級の場合は、階級を変えてみる手もあり。この場合、特に過疎時間だと避難先に相手が「追い掛けてきて」連敗してしまうことがある。嫌な予感がする時は別階級でも念のため数十分ほど空けておこう。1時間単位でマッチングを待って苛立っているであろう上級者の行動を読むわけである。
午前1時前のあまり遅い時間帯にPvPを開始すると回避のための時間が取れなくなってしまうので、できれば早い時間帯のうちから手をつけるようにしたい。(もっとも、熟練者の大半がそうするため、午前0時前後は逆に穴場化することもある。このあたりは結局「読み合い」である。)
ただし、ステータス差のあるマッチングは本当にどうしようもないが、最新アイテムを持っているというだけの場合は対策が存在する・発見される場合もあるので、逃げ癖がつき過ぎてしまうのも考えものである。後者の場合はまずは回避するとしても徐々に対策を練っていこう。上手く行けば無双のつもりの相手をカモにして大きく稼げるようにもなる。(ステータスが圧倒的に上の重課金が最新アイテムも持っている場合が大半ではあるが。)
どうしても強すぎる相手とばかりマッチする場合は、先述のようなアルゴリズムのためシステムがあなたをとても強いと誤認してしまっているのかもしれない。使用するヒーローや装備のレベルをあえて下げて様子を見てみよう。
攻撃力とHPを基準にマッチングしているようなので、装備のレベルを低く抑えたり、不要なものは外したりしておけばより弱い相手に当たりやすいわけである。可能であれば、PvPでしか使わないヒーローはレベルアップを控えておくと有利になる。
逆に、攻撃力とHP「以外」のバフや能力はマッチングに反映されていないようなので差をつけ(られ)やすい。強力な能力を持つ装備をレベル1で使うのが理想である。(もっとも、減らしようのないバフ要素が大量追加され続けているため効果は限定的になってきている。)
ボクLv.1の初心者!ホントだよ!
いくらステータスを下げても、(本来の)ステータスが2倍程度の相手にも当たることに変わりはない。総体として装備や経験がより足りていない相手に当たりやすくなることによる効果と理解しておこう。
人が少ない時間帯だと、かなり待たされる上に実力差の大きいマッチングを組まれやすいので、安定したマッチを望むのであればプレイヤーの多い時間帯を選ぼう。
ある程度地域別(おそらく欧州~南アジア、東アジア、アメリカの3サーバ)に運用されているらしく、日本からの接続だと欧州などの人とは当たらないようで、日本時間での深夜から早朝にかけては人の少ない時間帯になる。
弱すぎる相手にも当たりやすいので、あえて過疎時間を狙って勝ち星を拾いにいくのも一応アリ。40ジェム以上は過疎時間だとそもそもマッチしないので人の多い時間帯を選ぼう。VPNを使ってタイムゾーンの違うサーバに入る人もいるようだ。(接続不良の際などは運営からVPNを試すように案内があることもある)
しばらく相手がいないと「タイムアウト」という表示が出るが、そのまま待っていれば相手が現れ次第マッチする。ただし、待ちが長くなっている時は一度終了してから入り直すと即座にマッチすることもたまにある。
なお、本当に人がいないが試合数を消化したい場合は、同じ地域でステータスの近いクラメンなどの知り合いに参戦してもらえばジェム試合でも好きな人と対戦ができる。(八百長になるといけないので真剣に勝負しよう。)
人が少ない時間帯は同じ相手とマッチしやすいので、相手に合わせての立ち回りが有効な場合がある。たとえば、相性の悪いヒーローに当たったら、こちらのヒーローや装備を変えて対処できたりする。どうやっても勝てない相手と当たり続ける場合はあきらめて別の時間帯に再挑戦しよう。
明らかに弱い相手と当たった場合は、圧勝すると回避されてしまうのでうまく手加減して「もう少しで勝てたかも」と思ってもらうと連勝を伸ばしやすいようだ。スキルのピックが悪すぎて負けた場合は、あえて連戦すると以降は楽に連勝できたりもする。逆にピックが良くてまぐれで勝てたような時は調子に乗らず以降回避した方が賢明だろう。マッチングの時点で勝敗は半分決まるようなものなので、相手の心理も読んで賢く立ち回りたい。
対戦後に出る「報告」ボタンで、運営に対戦相手についてのフィードバックを送信できる。
単純にマッチングの問題で(こっちが10発当ててもHP1000も減らないのに向こうは1撃で2万減らしてくるような)全く勝負にならなかった場合は「相手が強すぎる」を選んで報告しておこう。この選択肢はゲームバランスへのフィードバックであってBAN要請ではないので即効性はないが、将来的なマッチングやバランスの改善につながる、はず。
明らかにステータスや移動速度がおかしかったり、死んでも死亡にならずワープし続けた挙句にこちらが負けになったりといったチートは「チート行為」で通報しておこう(→見本)。可能であれば、試合全体を録画して運営に送付するとより確実。定期的にチートによる大量のアカウント停止があるのが現実である。
ポンちゃんの蘇生能力などはチートでないので間違わないように!仕様かチートか迷ったら報告する前に人に訊いてみるといいかも。(10ジェムでは滅多に当たらないはずではあるが)チート級の性能を叩き出す正当なビルドも各種存在しているので、後述の紹介に一度目を通しておくと判別の助けになるかもしれない。
この報告機能の日本語訳は少々怪しいので英語版との対照表を掲載しておく。英語の方が正しいと思われるので、適切な項目を選びたい。
日本語 | 英語 | 備考 |
---|---|---|
相手が不正行為をした | Opponent's gameplay is abnormal | 「不正」というより「異常」、「チートとは言い切れないが何かおかしい」という時? |
相手が途中で退出した | Opponent left during the game | 退出したら不戦敗になるだけなので意味不明(スキル選択から動かない相手の通報用?) |
チート行為 | Opponent cheated | 明らかなチートの場合はこれ |
相手が強すぎる | Opponent is too strong | ゲームバランスが悪すぎる時の報告・苦情 |
相手の名前に不正な文字が含まれている | Opponent has used illegal characters | 「不正なキャラを使った」では?未公開のヒーローや衣装など(→例) |
特に「相手が不正行為をした」と「チート行為」の違いが分かりにくいが、前者は英語ではabnormal(異常)となっているので、チートとは言いきれなかったり、むしろ相手に不利だったりするようなバグ的な動作を報告するもののようだ。明らかなチーターの場合は後者で良いだろう。
PvPはアーチャー伝説では例外的なリアルタイムのマルチプレイヤー要素なので、できるだけ安定した高速な通信環境でプレイしたい。通信に関係して起こりうるトラブルや対処をいくつか解説する。
マッチング時に、「ネットワークが不安定です」のようなエラーが出て会場を追い出されてしまうことがある。これはマッチングした相手との間の接続に問題があるということのようで、必ずしも自分の側に問題があるとは限らない。
一度このエラーが出ると何度でも繰り返しエラーが出てしまいがちであるが、それは同じ相手とマッチングされ続けているためである可能性が高い(意図的にマッチ回避を行うプレイヤーの存在も報告されている)。しばらく待ってから改めてチャレンジすると別の相手に当たって問題なく試合開始できることが多いようだ。
どれだけ試してもずっとこのエラーが出続けるようなら自分の接続を疑うしかないかも。
先述の「不安定」エラーなどで追い出された直後に再度マッチングを開始すると、「繰り返し試行が行われました」というメッセージが何度か出ることがある。
この表示が出てしまうとしばらくはマッチングしなくなってしまうので、一度退出して(最初に追い出されてから)10秒ほど待ってから改めてマッチングすると良い。同じ相手と延々「不安定」エラーを出し続けないための措置と思われる。
なお、「繰り返し試行」エラーが出てもそのままずっと待っていれば数分程度でまたマッチングするようになるようだ。
試合中に相手が全く動かなくなり、いくら攻撃してもダメージを与えられない状況になることがある。これは通信が不通になっているものと思われる。
待っていれば突然また動きだすこともあるが、しばらく後にいきなりその時点でHPが多い方の勝ちで強制終了してしまうことも多い。この状態の時に攻撃を当てても相手のHPは減らないが反撃ダメージ(と付与済の元素ダメージ)だけは発生してしまうので、特に勝っている時は壁に向かって歩くなどして攻撃を止めておこう。
PvEでもよくあるアプリ自体のフリーズが発生すると当然PvPも通信が止まる。結果的に相手がワープしたり通報されたりするかもしれないので、動作に不安があるようならPvPの開始前や数試合のプレイ後などにタスクキルしておくと良い。
追記:2023年12月現在、通信が途絶えている時には無敵シールドが発生するようになっている。なぜか唐突に自分にシールドが発生したらこれである。
マッチング後から試合開始までの間に、接続待ちの表示などが出続けた後に不戦勝になることがある。ラッキー、と思うところなのではあるが、「マッチング後動かない」という理由で大量のBAN(参加資格停止・剥奪)が行われており、多数の「冤罪」規制が発生している。
試合開始前の待ち時間が不正検出に引っ掛かっていたり、不戦敗になったであろう相手が(当然怒って)通報したりした結果であることが考えられるので、不戦勝続きの時には喜んでいないで通信やサーバが安定するまでしばらく参加を見合わせた方が安全かもしれない。
PvPでの射撃も自動で発射されるが、他のモードとは違い自動で狙いは定めてくれない。ヒーローの周りに表示されている矢印の方向に発射される。
この矢印はヒーローが移動を開始すると開始時点での移動方向へ向かって回転を始め、手を離した瞬間に発射される。離したままにするとその方向のままでゆっくりと連射する。タップによるMCはできないので、素早く連射するためにはフリックで小刻みに動く(SS)必要があり、矢印もそのたびに動いてしまうのでなかなか安定して同じ方向へは撃てない。
矢印の回転方向を素早く変えるには一度立ち止まってから再度移動を始める必要がある。動き回る相手に向かって自分も動きながら狙いを定めるには回転方向のコントロールにかなりのコツが必要となる。相手の矢印も見えるので、当てられそうなら回避行動を取らねばならないため狙いを定めるのは実に難しい。
矢印の向きだけでなく、回転方向を読み取って相手の回転先から外れつつ相手を自分の回転先に入れるのがポイント。このあたりの操作に慣れるまではエネルギー試合で練習すると良いだろう。
近距離戦では矢印が大きくずれないようにしながらできるだけ素早くSSを繰り出し、遠距離戦では闇雲に連射するよりも相手(の予想される移動先)に狙いがぴったり合った瞬間にリリースすることを心がけたい。
なかなか上手く撃てないようなら、最初のうちは狙いを定める必要のない杖や、立ち止まったままでも高速連射できるギザギザを使っていく手もある。ずっとそれではいつまでも上手くならないので、少しずつでも他の武器も練習していこう。
なお、衝突ダメージは存在せず、押し合いも発生しない。相手に自由に重なったり通り抜けたりできる。
射撃や立ち回りのコツを文章で伝えるのは限界があるので、名人Youtuberの動画を参考にするのも良いかもしれない。
もっとも、余程ヘタクソで全く当てられないというのでなければ1日10試合のうち射撃の腕で決まるような試合は2~3回もあれば多い方で、大半の試合はビルド(ヒーローや装備の選択・育成)とマッチングの時点で勝負が決まる。良くも悪くも腕についてはそれほど心配する必要はないので、どんどん参加して経験から学ぼう。
PvPではヒーロー自身の能力値・レベルはバランス調整が入るためあまり意味を持たない。★進化状況は反映されるので、固有スキル・★・衣装がヒーロー選択の軸となる。
PvP(10ジェム)での強キャラは容易に入手して育てられる無課金ヒーローに多くなっており、課金勢でないと勝てないといったものでは全然ないので安心してほしい。(40ジェム以上は高額な最新衣装なしでは厳しいのは否めないが…)
PvE(対CPU)では火力が高いヒーローが強く人気だが、PvPではそれらの高火力ヒーローは必ずしも成績が芳しくない。ヘリックス・信玄・ブレイゾー・メリンダなどは普段とても強いが、PvPでは(少なくとも10ジェムでは)相手に出て来ると嬉しくなってしまうような弱キャラになる。
PvPでは「狙いを定める」要素があり、また知能がある相手ゆえに回避されやすいので火力があっても当てられなければどうしようもないためと思われる。攻撃を当てやすかったり、相手を妨害できたり、間接的な攻撃をしやすかったり、回復持ちなど持久力があったりするヒーローの方が強くなるようだ。
火力タイプは純粋に弾を当てるのが上手ければ強いはずなのだが、射撃が上手い人の多い中上級ではエレメント攻撃が主流となり、エレメントダメージは装備ダメージに比例するのでヒーローの能力による火力増幅があっても残念ながら効果がない。
PvPでは無効になる装備が多い一方で、衣装は常に有効で、PvP向けにむしろ強化されているものも多い。PvPに適した衣装を持っているヒーローをぜひ選びたい。炎属性の攻撃、HPの回復・蘇生、敵の減速などを持つものがPvPでは強いようだ。
最近追加されている衣装は炎属性や減速効果がつくなどPvPを意識したものが多く、PvPでもらえる名誉石は衣装の重要な入手手段でもあるので、この観点から一度チェックしてみよう。PvPを頑張って衣装を揃えていけばPvPでもPvEでも有利になっていく。
なお、ほとんどの人が最初に手にするPvP向き衣装はフォレンの「炎の研究者」と思われる。紫クーポン20枚と激安だが減速つきで、この時点でのPvPでは十二分に強いので手に入ったら安心して参戦しよう。
新規に追加される衣装はPvPで突出して強い場合が多いが、ほとんどの場合ですぐナーフされてそこそこに落ち着くので、特に高額なものには慌てて飛びつかない方が良い。
また、新衣装(やスキンやヒーロー)を持った相手に惨敗した場合、本当にそのアイテムが強いのか、単にいち早く新アイテムを入手できるお金持ちだから他の装備類も高水準で揃っていただけなのかも考えてみる必要がある。
普段100ジェムでプレイしている人が新衣装を手に入れた時だけ10ジェムに「試し斬り」に来ていたりもするので、とんでもなく強い衣装だと思って慌てて入手して自分で使ってみたらクソ弱かった、とならないよう慎重に見極めよう。
イベントで無料配布される場合は、自分だけ持っていないとナーフまでの間は悲惨なことになるため取り逃がさないように。周回と4桁前半ジェムぐらいで取れる衣装やスキンは無課金でも頑張って取っておくことをおすすめしたい。それで勝率が上がれば元は取れるし、そうでなくともそのぐらいのジェムは浮くよう普段から計画的にプレイするのもPvPのうちである。
以降、PvPで有利となりやすい・10ジェムでよく使われているヒーローを登場順に紹介する。バランスは絶えず調整されているので常に最新情報を収集することをおすすめしたい。40・100ジェムでのおすすめについては後述。
強すぎる新ヒーローや衣装のナーフはよくあるので、ここでは登場直後のものは積極的には反映させずに定番を紹介している。弱すぎるヒーローの強化も行われた例がないではないが、昔からいるヒーローで未掲載のものについては、再浮上するほど強くなるのは新衣装の追加時にほぼ限られるようだ。
序盤からPvPに参戦するならフォレンが有力。PvEではすぐヘリックスなどに乗り換える人が多いだろうが、ヘリックスはPvPでは冴えない。フォレンはPvPで強力な火属性を最初から持っているので、ギザギザなどで攻撃を一発当ててはしばらく回避に専念するというスタイルで戦えばかなり勝ちやすい。炎属性が重要となる中上級でも立派に通用する。
敵を減速させる衣装「炎の研究者」は紫クーポンわずか20枚で手に入り序盤から強さを発揮。イベント限定衣装「ボクサー」は当初はかなり強かったが、ナーフされて滅多に爆発しなくなったので研究者で問題ない。
弾耐性ビルドにすることでPvPでも最終盤プレイヤーなら100%、中盤プレイヤーで80%近い弾耐性を実現でき、武器による攻撃をほぼ無化できる。エレメントダメージには効果がないため同キャラ対決や対リナ戦などでは逆に燃やされてしまうリスクがあるが、そうした手段のない相手にはほぼ無敵である。
ヒット&アウェイをやられると苦しいので、距離を詰めて一気に決着をつける方が良い。
(序盤ではあまりいないが)攻撃しても全くHPの減らないフォレンがいたら弾耐性ビルドなので、弾でない与ダメージ手段をフル動員して抵抗しよう。遠征お守りとアーマーによる回復はないはずなので諦めてはいけない。終盤プレイヤーがPvPでフォレンを見たらエレメント系スキルをいくつか取っておきたい。
猫法師は最初から攻撃力の高い猫砲を持っており、壁貫通と追尾能力もあるためPvPではかなり厄介な相手となる。★5までだと杖と同様にベテランにはかわされてしまいがちだが、★6になれば追尾性能が向上してUターンを覚えるため避けるのは極めて難しくなる。
ギザギザやミシック弓との相性抜群。ただし、ギザギザの新スキン「冷凍魚のキス」には5.11.0時点で不具合があるようで猫砲が全く出なくなる。静止MCができないためミシック槍は今一つ。
衣装「サクランボの子猫」で蘇生能力もつくが、「にゃんこシェフ」の炎属性を取った方が強いかもしれない。にゃんこシェフは間接攻撃の強さによりゼウスからもたびたび金星を上げる実力者である。
盾があれば猫砲は簡単に防げる。盾がない場合は、回転物で絶えず追い回すなどしてなるべく弾を撃たせないようにして戦いたい。★6以上か否かを素早く見極めて対応を変えること。
シャリはPvEで極めて不人気のためかPvPでも滅多に見かけなかったが、PvPではツタが相手をとことん妨害してくれるので案外強い。衣装「シャーマンの犠牲」もツタ周囲でダメージ-35%とかなり強力だったが、2023年5月の新衣装「部族長」が発生させる杖により広範囲で相手を減速・弱体化できるようになり一線級の強さを発揮するようになった。相手に簡単に追いつけるので刀や拳との相性が抜群。ミシック強風で相手を磔にしてしまう戦法もできる。
友達に恵まれており、勇気レベル30以上のボニー・リナ・フォレンにヘルプしてもらうことでツタダメージ+25%と炎ダメージ+15%がつく。本人の勇気レベル100で全ヒーローにヒーローユニットへのダメージ+9%がつくが、さすがに実現できる人は滅多にいなさそうだ。
こちらの攻撃が当たると確定で杖が発生してしまうため、逃げようと思っても(アヤナでもない限り)まず無駄。回転物をあるだけ取って正確な攻撃に専念し殺られる前に殺るしかない。シャリに多く当たるようなら火力に全振りして遠くにいるうちに致命傷を与えることを狙う手も。
アヤナは攻撃面では突出したものがないが、ポータルで相手を翻弄できる。距離を空けるのも詰めるのも思うままで、自分に有利な距離で戦いやすい。ワープ直後に素早く狙いを定められるようになると強さを発揮する。また魅了により相手の移動速度を下げられるのもPvPでは効果的。紫クーポンで買える衣装「小さな魔法使い」で大幅に防御力を向上できる。
回転物は簡単に距離を取られて当てられないので、メテオやストライクなど回転物以外の間接的攻撃手段があると良い。ポータルは目に見えないが、アヤナが急に変な方向に移動したらポータルに向かっている可能性が高いので先を読んで動こう。
ローラの攻撃には高い凍結能力がある上に、衣装の「氷の女王」により相手に近づくだけで減速できるので、これらの効果が重なることで相手をほぼ身動きできないレベルまで減速できる。一発当てて減速させて距離を詰めてしまえば逃げるのは難しいので、あとは拳などの近接武器でボコボコに殴るのが勝ち筋となる。まさに物理系プリンセスである。
ギザギザのスキン「冷凍魚のキス」でさらに凍結に特化して歩く冷凍庫と化せる。孫悟空やポンちゃんのような近寄らせたくない相手へのカウンターに良いだろう。
速度アップして徹底的に遠距離戦を貫くか、覚悟を決めて殴り合いでの体力勝ちを狙うかの二択。
シルヴァンの4元素攻撃はPvEの序盤でも強いがPvPではさらに厄介。3つしかスキルを選択できないのに火・氷・毒の3スキル分を最初から持っているのでとても強力。なんらかの属性ダメージが発生するたびに継続的にHPが回復する新衣装「ヴァンパイア伯爵」でますます恐ろしいことに(当初よりはナーフされている)。
補助役としても秀逸で、進化レベル30で全てのエレメント持ちにエレメントダメージ+10%を提供できる。さらに★8と進化レベル100でそれぞれ全ヒーローにエレメントダメージ+30%がつくため、最後まで育成すると全ヒーローがPvPで非常に強くなる。
シルヴァン相手では長期戦は不利になるので、できるだけ一気に勝負をつけに行きたい。特に、ヴァンパイア衣装の場合は火と毒でどんどん回復されてしまうため一心不乱に殴りまくろう。血の渇きではないため、シルヴァンに直接殴られても回復はしないので反撃は気にしなくて大丈夫。
ポンちゃんは完全復活能力により実質上HPが倍近くあるようなものなのでなかなか強い(5.15.0で回復幅がナーフ)。ただし、★5まではそれ以外の能力はあまりないので油断は禁物。回転物から逃げられなければHP勝負になるため、回転物による速度低下が小さくなった影響で、回転物を取れるだけ取ったポンちゃんがかなり強くなる傾向にある。★6になると復活後に強烈なブーストがかかるためトップクラスに躍り出る。
高価な衣装「クリスマスの小人」は武器ドロップ率のために買うことが多いが、PvPでも凍結能力がつくので一石二鳥。ポンちゃんのかけらは名誉店で手に入るのでPvPをやりながら育てられる。
復活時の無敵が結構長く、そこで一撃をもらうと命取りになりやすい。瀕死まで追い込んだら逃げる準備をしておき、無敵が切れてから改めて殴ろう。★5までであれば火力も防御力もないので落ち着いて死ぬまで殴れば勝ち目は十分あるはず。ポンちゃんと良く当たるようなら減速持ちを使えば遠巻きにして嬲り殺せる。
リナは火力はないが、減速機能つきのクローンを発生させるため、持久戦になると強さを発揮する。それほどPvP向きというわけではなかったが、2022年11月のアップデートで追加された衣装「今日のシェフ」は火属性が本人とクローンで独立して適用されることもありかなり強くなった(当初よりはナーフ済)。この衣装だとクローンが青くならないため(特に草むらで)相手を惑わすことができる。
高速なギザギザでクローンを量産しつつ、相手に着火して焼死を狙うのが基本戦術。
戦いが長引くほどクローンが増えて不利になるため、被弾を避けつつできるだけ短期戦に持ち込もう。
アイリスの足の速さはPvPではとても強力な武器になる。距離を保って間接攻撃で攻めるなり、回転物・増矢・拳・刀で接近戦を強制するなり、選択肢が広くこちらのペースで戦いやすい。また、固有スキルのフロントアローがPvPではかなりの高確率で発生する。
ミシック槍が定番だったが、近接攻撃でもフロントが発生し接近戦にも持ち込みやすいため拳やハンマーとも相性が良い。またギザギザの限定スキン「ヘルメスの短剣」をアリイスに持たせるとありえない高速となり非常に強くなる。
瀕死時にHP回復する衣装「メリークリスマス」はかなり強力で、他ヒーロー(の衣装)がどれだけナーフされてもこれだけはなかなかナーフされない・されても元に戻される状況が続いている。この衣装は遠征アーマーとも相性が良い。
待望の2着目の衣装「輝月の光」も回復こそないものの、発生する特殊攻撃がPvPでは発生率が大幅強化されており、回避も困難で、特にヘルメスの短剣と揃えれば相当強いとのこと。回復機能がないぶん遠征アーマーとの相性が悪くなるので、天神にしてガンガン削りに行った方が良いようだ。
どちらの衣装もイベント限定ではなくクーポンで買えるので、無課金・非廃人でもPvPで十分戦えるよう意図されたヒーローであることが窺える。PvPの良心のようなヒーローである。
回転物で足が遅くなるとアイリスにはまず追いつけなくなってしまうのであまり取らない方が良い。取るならサークルを1つだけ。回復速度が遅めなので、回復が始まってもすぐに畳み掛ければそのまま倒せる場合がある。近接武器持ちのアイリスが多いならローラ・シャリ・ググなどの減速持ちが強い。
輝月の光を着た白アイリスは脆いが猛烈な速攻を仕掛けてくるので、遠征お守りが発動し切らないうちに死なないよう、HPが低くなってきたら回復が済むまで逃げ回ること。
従来はいわゆる課金用ヒーローはPvPでは弱く調整されていたのだが、2023年末のS級ヒーロー孫悟空の実装以降は、一部ヒーローについて高額衣装を揃えると話にならないほど強い状態がかなり長く放置されている。
これまでのようにはなかなかナーフされない一方で、無課金や軽課金でも時間をかければorイベントで相当な犠牲を払えば入手できる道は作られるようになっているので、不幸にして10ジェムでマッチしてしまった時の対策や、無課金での入手性も含め解説する。無課金にも行き渡ったタイミングでナーフされたり、より強いヒーロー・衣装・スキンが追加されたりする可能性も否めないので、入手についてはPvEでの利用価値なども考え合わせて慎重に判断してほしい。
もっとも、イベント限定のものはこれを読んでからでは手遅れであることが多いと思われるので、普段からイベントで限定衣装やスキンが出たら(未解放ヒーローのものであっても)多少無理してでも取っておくことが重要である。
なお、ゼウス以外はいずれも衣装がなければただのカモなので、姿を見ただけで諦めないように&ヒーローを解放したからといって無茶をしないように!
PvPでは相手が近寄ってくれないので力の源泉である弾幕が多段ヒットせず、PvEでの無双ぶりに似合わぬ弱キャラ状態だったが、減速つき衣装「かわいいピエロ」と新登場のギザギザ用減速スキン「冷凍魚のキス」が同時に無料解放されたことでようやく有力な減速持ちとして戦えるようになった。両者を用いて接近戦を強制し弾幕の餌食にしよう。
メリンダの減速はいずれも当てないと発効しないので、障壁に籠城されると苦しい。ウォールバウンドか、回転物や落下物を1つぐらいは取っておきたい。残念ながら、直接攻撃を当てると反撃が発生するゼウスとの相性は最悪である。
「かわいいピエロ」は極めて高額だったが、2024年4月の入手限定イベントで「冷凍魚のキス」と同時に賞品として提供されたので、無課金でも死ぬほど周回すれば両方を入手できたと思われる。ギザギザのスキンは必須ではないが、衣装だけだと減速効果が足りずこれまで通り苦戦しそうだ。ミシック強風という手はある。
ヒーロー本体については、かけらの入手はしにくいがPvEで圧倒的な強さのヒーローなのでリソースを割いて解放済の人も多いだろう。そうでないならチャレンジマッチや魔王討伐戦などで頑張って解放しよう。★の追加能力はどれもPvPではあまり役に立たないので★0でも問題ない。
ピエロでなければ遠くから石でも投げておけばそのうち死ぬ。冷凍ピエロだとかつてほど簡単にはいかないが、できるだけ近寄らないようにする。可能であれば壁越しの籠城戦で削り殺そう。特に最初の15秒は壁があるならずっと隠れていたい。
低HPのメリンダは危険なので、籠城できない時は極力一気に勝負をつけにいこう。瀕死の拳メリンダに近寄るのは危険すぎるが、こちらが拳でメリンダがギザギザの場合は近接がギリギリ届く距離から全力で殴っても勝算はある。
2023年7月の新ヒーロー。炎の隕石は当たれば痛いのだがなかなか当たらず、回復持ちとしてはポンちゃんやアイリスの方が強かったのだが、5.15.0で大幅に強化された。
6.0.0の新衣装「戦争の魂」はPvP限定で攻撃をヒットさせるたびにHPが回復するようになったため、衣装が揃えばタンク系ヒーローとして最強クラスに躍り出る。さらにギザギザのスキン「ヘルメスの短剣」も揃った時の回復ぶりは反則級。
高頻度で攻撃を直接ヒットさせることが前提となるためか、この衣装に関しては上級者からの評価が非常に高いがそうでもない人からは不評である。ここで紹介している他の衣装に比べると使いこなしや他の装備などによる差が出やすいかもしれない。
追加されて久しいヒーローなので本体は入手済の人が多いと思われるが、使うなら★3は欲しいのである程度の投資は必要。「戦争の魂」の方は5周年イベントで無料提供されたので、鎚の本体や拳のスキンなどの他の報酬を諦めれば入手できたと思われる。次のチャンスがいつになるかは運営のみぞ知る。
攻撃をもらうとHPを回復されてしまうので、炎ダメージなどにより被弾を避けつつ戦いたい。障害物に籠城すると隕石にやられてしまうので、広いスペースで逃げ回る方がまだ安全だろう。強いハンマーを持っているようだと攻撃をガンガン当てられてHPが全く減らなくなるが、遠征アーマーの効力が切れると回復が鈍るので絶望せずに粘り強く戦いたい。
2023年12月に登場したS級ヒーロー。解放直後の状態では如意棒を投げるだけなのでそこまで強くもないが、★1・2・4の能力がいずれもPvPで強力。
また、衣装「火眼金睛」は炎属性のてんこ盛りなので手の付けようがない強さとなる。移動後に炎が残るので、これで相手の逃げ場を塞いで追い詰めて如意棒で葬るのが基本。(斉天大聖と妖怪退治は高いがあまりいただけないようである。)
攻撃に炎属性はつかないが、スキルなどにより炎属性を獲得すれば強烈なブーストがかかる。弓のスキン「花灯の炎弓」やトルネードの「サラマンダーのキス」があれば鬼に金棒、猿に如意棒である。これらがない場合は、攻撃を出さず、白いクモのようにひたすら相手に突撃して足跡で火事にする戦法も取れる。この戦法にはギザギザの「ヘルメスの短剣」が有効。
もっとも、2024年6月時点ではハンマーがPvPで異常に強化されているので、猿に持たせてしまえば控え目に言ってクソゲーである。ハンマー猿は10ジェムには滅多に来なくなっていたが、ゼウスの登場以降はまた散見されるようになっている。
登場後しばらくはヒーローと衣装が揃うのは10万円単位で使ったガチ勢だけであったと思われるが、プレミアム衣装券の導入により衣装「火眼金睛」は2024年の夏には意欲的な無課金の手にも渡ったものと思われる。大方の予想通り、そのタイミングでゼウスが登場し孫悟空では全く歯が立たなくなった。(もっとも、この衣装はPvE最終盤で極めて強いため無駄ではなかったはず。)
かけらが出にくく、イベントでの入手量も限られているヒーロー本体の方が解放が遅れるかもしれない。無課金では解放できても★を上げることが難しい(&ハンマーを並行して育てるのも難しい)ため、ガチ勢ほどの強さは発揮できないように思われる。できれば如意棒にウォールバウンドがつく★1にだけでもしておきたい。
如意棒が壁を超えて飛んで来る上、衣装持ちだと炎跡まで残すので、広い空間で距離を置いて戦うのが鉄則。草むらがある場合、如意棒で居場所がバレバレなので近づいて一発殴ってはまた隠れるゲリラ戦術が効果的。衣装持ちで草むらなしだと相当厄介だが、シャリやローラと強風のような強力な減速手段があれば遠距離戦を強制して多少有利に戦える。とはいえ、良い武器も持っていたり炎属性のスキルを引かれたりするとどうしようもない。
突撃して炎跡を押し付けてくる火眼金睛サルが多くなってきているので、減速・加速手段を用意したり、水場などを挟んだりなどして密着を許さないよう立ち回りたい。回転物で武装しても構わず突入されると負けるのでおすすめしない。
2024年1月登場の新ヒーロー。単体ではパッとしないが衣装「刺繍舞う幻綾」は自動発射・自動追尾の火炎攻撃(ルイ)が異常な高ダメージとなっており凶悪。遮蔽物がなければ、特に何もせず立っているだけでどんどん勝ててしまうレベルである。この衣装が同3月の釣りフェスタで無料配布されたため、ヒーロー本人の解放とガチ勢のゼウスへの移行が進んだ夏頃からは一部無課金の隠し玉的な存在となっている。
盾や柱状の壁があると不利になりがちだが、トルネードのスキン「サラマンダーのキス」があれば火柱で焼き出せるので隙がなくなる。火柱とルイを使えば武器を直接当てずに戦えるため、対ゼウスで最も勝ち目のあるヒーローの一人。わざとSSを失敗して空振りすることで弾や近接を出さずにルイだけを出せる。
ただし、火眼金睛の孫悟空は炎耐性30%を持つため天敵で、逆に燃やされて負けがちである。
衣装は15万ジェムの超高額から一転して釣りフェスタにて上位3%まで全員に提供されたので、たかだか数千ジェムも割れば入手できたものと思われる。続く6月の地下鉱山でも提供されたが、ずるずると大量のジェムとリアルマネーを使わされてしまう仕様で、無課金での獲得は不可能だったようだ。現状では、重課金と一握りの幸運な無課金だけの特権となっている。
ヒーロー本体については、かけらはなかなかドロップしないが、チャレンジマッチや魔王討伐戦などで手に入る「ヒーローのかけらレジェンドプレミアムパック」に10枚入っているので、メリンダの育成を遅らせれば早期解放も可能。可能であれば★3・4にまでしておくとPvPでもさらに強くなる。
メリンダと違いPvEでは(少なくとも低★では)弱いヒーローなので、PvPのために解放するのは痛みを伴う投資ではある。衣装がないならおすすめしない。
衣装なしならアトレウスと大差なし。衣装持ちだと攻撃を出すだけで自動追尾の炎弾が出てしまい、まとわりついて離れないので防御手段がなければどうしようもない。猫法師同様に、盾があれば炎弾を消せる。また炎弾は壁で消えるため、障壁のあるマップで落下物などが取れていれば徹底的な籠城戦という手もないではない。
耐久力のあるポンちゃんやアイリスなどで複数の回転物が取れた場合、できるだけ攻撃を出させないよう速攻すれば燃え尽きる前に殴り殺せることもある。どちらも運の要素は大きいが、少しでも勝ち筋が残るよう最善のスキル選択に努めたい。
2024年8月に登場したS級ヒーロー。ハンマーがPvPで極端に強化されてから登場した雷属性持ちのS級ヒーローだけあって、天神セットで揃えればありえない強さとなる。ビルドも炎属性でなく雷属性で固めるとさらに強い。
同時に登場したイベント限定衣装「神々の王」も強いが、どちらかと言えばハンマーの強化とハンマーのスキンの方が重要で、そちらが十分強ければ衣装はなくても問題ないようだ。
ゼウス本人については、かけらは新S級ヒーローとしては比較的出やすいようではあるが、2024年9月時点では解放まで漕ぎ着けられるのは重課金に限られるであろう。無課金は頑張れば数ヶ月遅れ程度で解放できるものと予想される。★1・3・4いずれもPvPで強力で、天神セット全般への投資も必要なため、課金勢のリードを崩すのは難しそうだ。
イベント限定衣装「神々の王」については10万円前後の投資が必要で、無課金には無縁。現時点ではプレミアム衣装券で入手できる衣装はないが、孫悟空の衣装をまだ取っていないのであれば温存しておいて衣装券で買える衣装の追加に期待するのも良いかもしれない。
PvPのゼウスと天神セットは課金圧が極めて露骨であり、無課金や軽課金が無理してギリギリ入手したところで期待したほど強くもなくガチ勢ゼウスに勝てる望みもほぼないのであまりおすすめはできない。
ただでさえ強いハンマーと強力な相乗効果がある上に最初から壁越し攻撃と自動反撃まで持つので、ガチ勢が持っている場合はまずどうにもならない。10ジェムに来ないことを祈りつつバランス調整を待つのみである。
自動反撃のリベンジサンダーは武器による攻撃に対してしか発動しないため、武器攻撃を当てないようにして回転物や猫砲やルイなどで戦うことで多少対抗できるとのこと。武器を当てられないという時点で大きすぎるハンデなので、油断している相手にたまに一矢を報いられるという程度ではある(→参考動画)。
弾耐性100%のフォレンでこれをやれば五分以上の戦いも可能?勇気レベル60以上のタラニスをヘルパーにすることで雷耐性+20%により雷系の特殊攻撃も軽減できる。
初心者が入手してみましたという感じの拳ゼウスやスキンなしPEハンマーゼウスなども増えてきているので、そういう時はコレでありがたく勝ち星を拾おう。
ビジネス上の理由から、強いアイテムを販売してしばらく無課金が「やられ役」を引き受けさせられるのはある程度やむを得ない部分もあるのだが、その状態が長く続けば当然無課金は撤退していってしまう。
特に10ジェムは一番下のランクなので、ここで一握りの人にしか入手できず強すぎるヒーローや衣装に当たりすぎるようなら初心者はPvPそのものから撤退するしかない。そうなると結局は課金勢同士で殺し合うことしかできなくなり生態系全体が破綻してしまう。そんなに強いヒーローで10ジェムを「やらざるを得なく」なっていること自体がその現れである。
アーチャー伝説は基本的にソロプレイのゲームなので、通常は強すぎる有料アイテムがあっても単にその人のゲーム進行が早くなるだけで誰も損しないのだが、PvPだけはそうでなく犠牲者が出てしまうところに難しさがあるようだ。
運営には強すぎるアイテムを売る権利があり、買った人にはそれを使う権利があるが、無課金や軽課金にも抗議して調整を求める権利ぐらいはある。そのための機能も用意されているので「どうにもならない」時には撤退を選ぶ前に活用してみてほしい。運営も当然このあたりは理解した上でタイミングを計っているはずなので。
上で紹介しなかったヒーローも独断と偏見で簡単に紹介しておこう。「単に弱い」「能力がPvP向きでない」「育てている・衣装を持っている人が少ない」のいずれかであることが多いようだ。
戦闘力が53万ある人はハンデをあげるために使おう。
一応、一発だけ当てて逃げ回り毒で倒す戦法ができるが、地形によほど恵まれないと無理PvPでは毒の効果が一定時間で切れてしまうためほぼ成立しない。おとなしくフォレンを使おう。
敵が1人だけのPvPで雷は厳しいが、増矢系をたくさん取れれば壁を撃ちまくって勝てたりすることも。新衣装に火がついたが発生頻度1/20では挽回は困難か。ヘルパーとしては、勇気レベル60で雷耐性+20%を提供できるのでハンマー/ゼウス対策に有用。
土俵際の火力はあるはずだが、実際には大抵そのまま押し切られてしまう。初心者同士のうちは使っても良いが、おすすめにあるヒーローたちに苦戦が目立ちだしたら早めに乗り換えよう。5.0.0記念で無料配布された衣装「スペクタルウルフ」を着ると俊足になり、アイリスばりの戦い方ができるようになったのではあるがやはり脆いようだ。
能力が完全に対モブ仕様。相手が10人いれば……。衣装「これがスパルタだ!」を着たオニールはなぜかかなり見かけるのだが明らかに弱い。
クローンに減速機能、衣装に炎属性がつくリナの方を皆さんお使いのようで。新衣装「キャプテンゴースト」は水場を歩けるので鬼ごっこに強いはず。
かつては猛威を振るった。今では強いシェイドはまず見ないが、原理的にはダーク属性ビルドをすれば強いはずではある。勇気レベル40の全ヒーローバフがPvPダメージ+8%なので、使わなくても育てておく価値あり。
霊を集めるための無駄な動きを狙われやすく弱い。新衣装「プレゼント使者」のクローンがヒット時にハートまで落とし強かったのだが、すぐにナーフされ足が遅すぎて全く当たらなくなり短い春に終わった。使うなら、PvPでのみ回転物でも魂を回収できるので、できるだけ1つは取るようにしよう。
ローラの上位互換のようでいて、自動凍結がないのでそうでもない。弾につくフリーズだけで撃ち合いとなると分が悪い。使うならタツノオトシゴ衣装必須。PvPガチ勢にアクエア使いがいることが知られているので何か秘密があるのかもしれないが、一般人が真似しても弱いだけである。
刀がPvPでは弱いので、刀が得意な信玄も冴えない。
火力がなく、PvPだとガーディアンもすぐ剥がされる。ミイラ衣装の減速を利用して拳や刀で戦うと相手によってはそこそこいける。
登場当初は衣装が凶悪だったが、ナーフされすぎてただの弱キャラになってしまった。待望の新衣装も期待外れでカネ返せコールが起きているとかいないとか。5.15.0で★進化による能力の強化が発表されたが、依然見かける機会はほぼない様子。
2022年10月に登場した。攻撃力+47%がエレメントダメージには効果がなく、無敵中は相手に逃げられるだけのため弱い。雪女衣装はローラ・アクエアの天敵。
2023年2月に登場したヒーロー。部屋クリアでなく時間経過で強くなるよう修正されているので粘れば強いのかもしれないが、粘れずボコボコにされて終わることがほとんどのようだ。大きな障害物があれば春が来るまで冬眠する穴熊戦法ができる。
同じく2023年2月に登場。タラニスやオニールに似たモブに強い能力のためPvPではそれほど期待できないようだ。同11月追加の衣装「キッチンの秘密」が炎属性付与だったのだが、高額すぎたのか全く見かけない。
2024年10月の新ヒーロー。衣装「幽霊襲来」の水場・壁通過は機能しないものと思われる。それでも壁越し攻撃できるストライクは地形によっては強そうだが実戦情報待ち。
PvPで有利な装備はPvEとはかなり違っており、独自のセッティングや育成が要求される。最終的にはどれだけ育成リソースをPvPに割くかの選択を迫られるようになるが、10ジェムレベルであれば有利な装備を知っておき最低限の整備をして使うだけでも十分対応可能である。
各種装備のPvPでの有効性は例外的な扱いが多く、未判明や曖昧なままとなっている要素が少なくない。情報量の差が戦績に直結するので、十分に情報収集した上で、有力なセッティングを組み立てていってほしい。
装備の有効性に関する最低限の情報は、会場にある「i」ボタンから確認できる。
ブレスレット・ロケット・魔導書は「スキル効果は現在ロックされています」とあるが、これはあくまでアクティブスキルの話であるようだ。パッシブ効果については有効・無効がまちまちであり、部分的にしか判明していない。
また、S級装備を含む最近の装備はロック対象のリストから外れており、実際にアクティブ効果も出て(しまって)いるものもあるようだ。なお、S級装備はPvEではセット運用により強さを発揮するが、遠征シリーズに関してはPvPではそのコアになる魔導書が発動しないため相乗効果は限定的。とはいえLE鎧とロケットの組み合わせは強力。
精霊・ドラゴン・ペットは出現しない。ドラゴンのパッシブについては一部が有効と見られる。精霊は完全に無効で、マッチング対策で精霊は外す人も多いようだが、そのことに意味があるかも不明である。ペットの伝承スキル(パッシブ)については未詳。
有効な装備についても、能力値には調整が入るため、レアリティは影響するが巻物による強化状況は(あまり)反映されていない・もしくは反映されてもマッチングが厳しくなるため意味がないようだ。
未確認情報だが、混沌の効果は発動していない可能性がある。少なくともファントムクロークのハート発生は発動していないようだ。
宝石は効いている模様で、少なくともアメジストの反撃は発動している。グリフは通常グリフのみが有効で、コアグリフは無効化されている模様。
遺物もおそらく有効で、特に「暗殺ダガー」はPvPのみで有効な「ヒーローユニットへのダメージ」を有している。これらの入手は課金勢が大幅に先行しがちなため、中・上級のバランスは課金勢有利に傾きつつあるようだ。
荘園作業員については、ケビンの炎跡やノアの斜め弾が発動しておらず、アクティブは無効と思われる。ロバートの炎ダメージバフなどのパッシブについては未検証。
以下に10ジェムにおける各スロットのおすすめを解説する。(天神セットについては情報・加筆募集中!)
武器はトルネード・ミシック槍・ミシック弓が御三家(中上級ではギザギザも有力)であったが、新登場のS級装備もかなり強く、特に天神の力(鎚)は露骨に強くされている。10ジェムでの有力順に解説する。
スキンも有効だが、敵を倒すことが発動条件だったりしてPvPでは意味をなさないものも含まれる。拳の実装後はPvPが(改造石で手に入る)スキンのほぼ唯一の用途となったこともあり、PvPでのスキンの重要性が増している。珍しいスキンが入手できれば相手をあっと言わせるような戦い方も可能になるかもしれない。
強くても当てられなければ意味がないので、自分が上手く使いこなせるかも十二分に考慮に入れた上で選択しよう。
トルネードは当たり判定が大きく、連射が利き、復路でもヒットするのでPvPではかなり強い。威力はやや劣るもののエレメント系などの「当てれば良い」攻撃手段と相性が良い。
ミシックになると相手を貫通しなくなる痛恨の不具合があるためある程度のレベルになるとあまり見なくなるが、序盤プレイヤーで弾が当たらず困っている人は試してみよう。拳や他の武器のミシックが手に入るまでは特におすすめである。
無料でもらえるスキン「幻金ストーム」でクリティカル率のバフがつくのでオトク。手に入るならイベント限定スキンの「羽芒」の減速効果も強く、拳への対抗手段になりうる。同じく限定スキンの「サラマンダーのキス」は炎属性の火柱が壁の向こうまで届くので、相手を追い詰めるように使うと良い。サラマンダーの登場によりミシック以降でも活躍の道が開けた。
なお、スキル選択画面でどうしても相手の武器が視認できない時は大抵トルネードとギザギザのどちらかである。
槍は回避が難しく、一部条件下で壁越しでも遠距離攻撃が出せる。標準では発射速度が遅いためあまり強くないが、ミシックになるとクリティカルヒットで勢いに乗って畳み掛けられるので極めて強力となる。
このため槍を使う場合は指輪はドラゴンか遠征が基本。スキンの「幻金の槍」でさらにクリティカル効果を強化できるが、「エターナルスピア」があればクリティカルを出すまでもなく最初から高速射撃ができる。
弓は特に特性がないが、弾速が速くて狙いやすく連射が利き障害物の陰からも射りやすいので侮れない。ミシックの効果が常に動き続けざるを得ないPvPと相性抜群。10ジェムではあまり見かけないが100ジェムではかなりのシェア。弓を使う人は射撃そのものが上手い場合が多いようだ。
スキンに非常に恵まれており、入手しやすい「幻金長弓」でもクリティカル率+7%(実際は5%)で悪くないが、課金プレイヤーならウォールバウンドの「スターズの怒り」に炎属性の「花灯の炎弓」と極めて強力なスキンが使える。いいスキンが手に入ったら積極的に使っていこう。
ギザギザは単体では明らかに火力不足。ハンデとして、PvPでは開幕後3秒でなく15秒間高速攻撃ができるが、残念ながら相手は人間なので15秒だけ逃げ回り、切れ次第襲いかかってくるので死あるのみ。
ただし猫法師は猫砲が猫マシンガンになる。エレメント系の攻撃などとも相性が良く、特に5.1.0以降はLEで相手のエレメント耐性を削れるようになったため100ジェムでは多用されている。10ジェム向け解説なのでこの位置だが、使い方次第で化ける武器。
唯一、完全放置でも十分な連射速度が得られる武器なので、下手にフリックするよりも立ち止まって相手が勝手に動いて当たってくれるのを待った方が良い場合がある。
スキンは当初はPvPでは微妙なものが多かったが、イベント限定の「冷凍魚のキス」は減速がつき減速持ちに使わせると相乗効果で強力。同じく限定の「ヘルメスの短剣」は逆に猛烈な加速がつくので、どちらかがあれば面白い戦い方ができる。限定スキンがなければ「ビスケットダガー」も悪くない。
鎚・ハンマー。2024年4月登場の新S級装備で、登場直後は攻撃速度が遅すぎて弱かったが、売れなかったのかステルスで大幅強化され、スキンなしのエピックでも拳より攻撃速度が速くなりとんでもなく強くなった。壁越しにも攻撃でき、近接の射程距離が長く、威力が高く手の付けようがない。
超高額の限定スキン「炎魔の鎚」(茶色)で低HP時の攻撃速度がさらに改善する。5.15.0からは炎耐性も付加された。LE程度の鎚とスキンが揃うなら一択であるが、重課金にしか縁のない話なので10ジェムで見ることはあまりないであろう(と信じたい)。
5周年イベントで初登場した「ゼウスウォーハンマー」(青)は無課金でもジェム割り程度で取れた可能性があるが、こちらはないよりはマシ程度。続く9月に矢継ぎ早に追加された「冥界獅子ハンマー」(青と黄)は実質10万円超えだが極めて強く、スキン購入者にすら猛烈な課金圧がかけられているのが実情である。
恐ろしく強いとはいえ炎も減速もないので、スキンなしの黄色もしくは青ハンマーのPEだけの場合は他のスキンつき有力武器で十分対抗は可能(色で強さがだいたい判別できるので覚えておこう)。しかし遠からず10ジェムでも人権アイテム化するのは確実なので少しずつでも育てておきたい。
PvEでは今もハンマーと人気を二分する拳だが、近接武器の弱点は健在。攻撃が連続ヒットすると移動速度と攻撃速度が増すので数発当てられれば有利になるが、その最初の数発をどうやって当てるかが課題になる。
速やかに当てられないとギザギザや槍で遠くからチクチクやられて焼死体コースなのでチャプターのような無双とはいかないようだ。減速持ちのシャリ・ローラや俊足のアイリスなどが得意なほか、防御を捨ててでも遠征指輪で移動速度を補う手もある。どうにかして追いついてしまえば、後は高速な連打で一気に勝負をつけられる。
デュオなどと同様に、拳の使用時のみダイアゴナルとサイドアローが出現しない。他方で、PvPでのみ攻撃力補正が300%となっているとのこと。ハンマーのステルス強化と同時期に連射が以前ほど効かなくなっており、ナーフされた可能性がある。
高額スキン「灰燼の拳」はPvPでは意味がないようだが、「龍拳」は高頻度で回避困難な昇竜拳が出て凶悪。
発射が遅すぎる上に、やっと溜まったチャージも相手に見透されて逃げられるのでミシック以前ではかなり厳しい。ミシックになるとチャージ攻撃に大きな減速がつくので当てられれば夢があり、他の減速手段と併用すれば相手をほぼ身動きできなくできてしまう。
PvPでは最初からチャージ済の状態でスタートする。弾速は速いが弾が細いため正確な狙いが要求され、初撃を外すとしばらくは泣いて逃げ回るしかない。初撃を遠くから確実に当てられる玄人向けのオプションである。
弓と同様、スキンに恵まれており、3種類すべてが有効と思われる。中でも火属性ダメージを増強するスキン「火竜の咆哮」は露骨にPvPを意識したもので、ミシック強風復権の兆しが見られる。「鳳羽連弩」も弓並の連射が効くようになりかなり強力。
鎌はトルネードや槍ほどPvPに適しているというわけではないが、当たり判定は大きく、威力が高く、PvPでのSSもやりやすいので十分戦える。増矢を取って密着してぶっ放せば(特にミシックは)実に強力。
スキン3種はいずれも有効で、特に「恐怖の大鎌」はエレメントを強化してくれるので中上級でも選択肢になりうる。
概ねこの鎌あたりまでが「十分戦える」武器で、特にミシックと明記されているもののミシック未満よりは鎌などの方が強いことが多いであろう。
杖は狙いを定めなくても当たってくれるので初心者同士なら強いのだが、少し慣れた人だと簡単にかわせてしまうのですぐに全然勝てなくなる。
PvE同様、ダイアゴナルを引ければ強いが、PvPで引ける確率は1割にも満たず、それも盾かスロー弾で無力化されてしまうので分の悪い賭けである。入門用として序盤でだけ使ってみるのが良いかも。
スキンは「ブリリアントライト」で弾速アップするが、回避できなくなるほどというわけではないようだ。イベント限定の「幽魂の杖」はストレートにPvPダメージ+10%で、悪くはないが炎属性などの方が良かったかな…といったところ。「マジックセプター」は意味なし。
PvE攻略では最強とされる近接武器だが、PvPでは当然遠巻きにされて嬲り殺されるのでかなり弱い。近付かないと相手が見えず攻撃できない地形「草むら」の実装により、運任せだが以前よりはやや有利になってきている。テレポート持ちのアヤナ、俊足のアイリス、減速持ちのググ・ローラ・シャリのような、距離を詰める方法を持つヒーローであれば使ってみるのも面白い。
使い手が急増している拳との対決になると残念ながら近接攻撃の射程距離差と速度差のために一方的に負けてしまうので、序盤を除きやめておいた方が良いだろう。
スキンはPvPでは役に立たないものが多かったが、「龍鱗月斬り」は近接攻撃の威力を倍増させるので手に入ったなら減速持ちに使わせてみるのも悪くない?
生命線の旋風斬りが使えず、近寄られたら終わりな特質は健在なのでマゾ向き。強いて言うなら大池越しなら強いかも。
まれに両手剣を無尽蔵に撃ってくる相手がいるので、ドーントレスグレートソードの効果かもしれない。ただしそれでも弱い。チャプターで使っている人は換え忘れに注意。
残念ながらこれらを使っている人はまず見かけない。弓が結構強いのでチビアトも実は強い可能性はあるかも?
1ラウンドのみ・敵は1体のみ・衝突ダメージなしといったPvPの特性上、鎧の選択肢はかなり限られる。ミシック未満ではファントムマント、ミシックでは黄金のチェストプレートが極めて有利。S級装備が揃ってきていれば天神の戦甲やLE以上の遠征アーマーも選択肢。
弾耐性+10%を持つファントムマントはPvPでは有力な選択肢で、エピック以上であれば相手を凍結もできるようになるのでさらに強い。黄金のチェストプレートがミシックになるまではファントムマントを中心に使っていこう。
ただし、弾耐性はエレメント系の攻撃には効力がないため、フォレン・シルヴァン・リナなどの炎属性持ちとは相性が悪い。エレメント系のヒーローが流行している時には不利な選択となってしまう。
PvEで弾耐性ビルドが完成している場合はPvPでもファントムを含むフルセットを持ち込む手もある。フォレンならエレメント攻撃以外は1ダメージにできるが、先述の通り炎や雷には効かないので様子を見ながら試してみよう。なお、混沌のハートドロップは無効。
黄金のチェストプレートはミシック未満だと最弱だが、ミシックとなると連続ヒットされてもダメージが30%軽減されるようになるため一転して最強の鎧となる。基本バフのダメージ耐性は+5%と小さいが、エレメント系の攻撃にも適用されるので安定した性能を発揮する。PvEでも強いので、本格的にPvPをやるなら是非育てよう。
接近すると燃焼ダメージも与えるので、近距離での撃ち合いや籠城戦に特に強い。他方で、遠距離での撃ち合いでは燃焼が効かず、ダメージ軽減も発揮されにくいためファントムマントの方が良いこともある。鎧によって戦術を変えていくことも考えたい。
S級装備の遠征アーマーは防御力としては微妙なのだが、LE以上になるとあらゆるHP回復の効果が倍になる(上限あり)ため、血の渇きなどの回復系スキル・能力があるなら強力になりうる。特に、遠征お守りと組み合わせることで窮地でのHP回復の効果が倍増するため極めて強くなる。
サンタアイリスやヴァンパイアシルヴァンなどでも効果的だが、ポンちゃんの蘇生は(100%ではなくなったが)回復ではないという扱いなのかそれ以上の効果はないようだ。ただし、ポンちゃんはお守りが二度発動する。
戦甲は耐性が全くないのだが、攻撃を出すたびにライトニングチェーンが発生する可能性があり、相手がどこにいても当たるので攻撃手段として極めて優秀。これはEから有効なのでレアリティが低くても問題ない。ハンマーやその他のライトニングチェーンを強化する天神セット装備と併用すればますます強い。
ミシック時代になるとファントム・黄金・遠征・天神の4択しかないが、黄金ミシックが未入手のうちは前方ダメージ耐性が+12%と大きい光のローブや、エレメント攻撃も無化できる回避力+7%を持つ巧のベストも選択肢に入る。特にエレメント系が有力となっている場合にはファントムよりもこれらを使った方が勝ちやすい。
指輪はクリティカル率と弾耐性の両方を持つドラゴン×2が良いようだ。ミシックであればさらにダメージ+15%もつく。ただし、エレメント攻撃には弾耐性が効かないため、エレメントビルドが流行っている場合は牛の方が良いこともある。コウモリはPvPではキルでなくヒットでHP回復するので、当初よりはナーフされたものの使い方によっては悪くない。
遠征指輪は火力・耐性ともに冴えないが、拳を含む近接武器で相手に追いつきやすくなる。LE以上であれば検討しても良いだろう。
ブレスレットはS級を除くとミシックと、近年追加されたLE・Chの能力のみが有効なようだ。ミシックがなければ何も装着しない方がマッチングで有利な可能性がある。あれば炎のブレスレットが炎属性のダメージを増加させるので極めて強力。盾のブレスレットも有望である。他のエレメント系ブレスレットもヒーローやスキルとの組み合わせによっては強さを発揮しうる。人気の無敵はPvPでは無意味。
S級の遠征は開幕でのエレメント付与、天神はライトニングチェーンが発動する。炎属性を持たないヒーロー・衣装を使用するのであればこれらを用いるのも良いだろう。
ブレスレットの通常グリフはPvPで強いものが多いので、こちらも適宜入れ替えると良い。
遠征お守りのE効果(体力回復)が明らかに有効なので遠征一択である。従来、反撃が有効な可能性があるとされてきたが、現在は反撃効果はアメジストとルーン由来のもののみ有効のようだ。天神も無効。お守りがないなら空欄で良いだろう。
なお、PvEでもそうなのだが、お守りの回復効果はなぜか発動しないまま終わってしまうことがあるので過信は禁物。回復速度も遅いのでHPが低くなったらしばらく逃げ回ろう。
魔導書もパッシブのみが有効なようだが、HP以外のパッシブを持つ魔導書は悟りだけのため悟り一択。というか悟りしか効果が確認されていない。
ドラゴンのパッシブについては、PEのスキルレベル1から発動している1行目のものと、ALEのもののみが有効という情報がある。これが正しければ、PvPで有効な可能性があるのは以下のもののみとなりそうだ:
ドラゴン | PEの第1パッシブスキル | ALEのパッシブスキル |
---|---|---|
ヴォイド | 回避力+N%(3%~12%) | 回避+9% |
森の古代 | HP上限 +N%(3.5~) | (HPハートのドロップ率 +20%) |
祥瑞霞 | HP50%未満でダメージ軽減+N%(3%~)※機能しない? | --- |
氷雷の翼 | 武器弾丸ダメージ+N%(3.5%~) | --- |
スチール | クリティカルダメージ+N%(13%~40%) | --- |
アンデッド | 弾耐性+N%(4%~11.2%) | 召喚物のダメージ +32%(ALE) / 40%(M) |
アイス | 氷の甲冑の出現頻度+N%(10%~) | ハートによるHP回復量 +20% |
ファイヤー | 火エレメントダメージ+N%(10%~) | (HPハートのドロップ率 +16%) |
シャドウ | ダークタッチのダメージ+N%(10%~118%?) | --- |
ジェード | ハートの回復効果+N%(2%~) | --- |
ファイヤー・ヴォイド・アンデッドあたりが有望そうである。
ハートのドロップ率については、PvPでは「恩寵のハート」取得時などごく限られた条件でしかハートがドロップせず、その場合に効果があるのかも不明。
一握りの宝石だけがPvPで特に強いバフを持っているため、下表のようにPvPに特化した宝石を装着しておくことでかなり有利になる。(HPビルドなどを試みる場合はその限りではない。)
スロット | 推奨宝石 | 推奨Lv | 主要バフ |
---|---|---|---|
武器、精霊1、魔導書 | トルマリン | 4,6,9 | 遠距離攻撃ダメージ |
鎧、精霊2 | 龍血石 | 5,9 | ヒーローへのダメージ |
指輪1・2、ブレスレット、ロケット | アンバー | 4,6,8 | エレメンタルダメージ |
宝石のスロット別レベルボーナスは基本的に無効なので、気にせず入れ替えていって問題ないようだ。ブレスレットとロケット(と魔導書?)は宝石レベル52でPvPへのボーナスがあるが、石油王専用と思われる。
ブレスレットとロケットの枠をできるだけ防御力系の宝石で埋めたい。防御力系は通常はクリティカルダメージを持つトパーズが好まれるが、PvPではエレメント系の攻撃の重要性が大きいためアンバーが使われることが多い。アメジストで固めて反撃に期待することもできたのだが、5.15.0でナーフされあまり強くなくなった。
アンバーはレベル4でもエレメントダメージ+3%と十分に強いので、あえて低レベルのものを多く残しておいて、PvPの時だけレベル7超など高レベルのルビーやエメラルドなどと入れ替えると良い。
なお、一般人にはまず縁がないが、レベル13のアンバーには4%のエレメンタルダメージ耐性もつく。主にこのため、一部ガチ勢には炎ダメージがほとんど効かない場合がある。
武器と精霊1(左)の攻撃力系の宝石については、遠距離ダメージがつくトルマリンがPvEと同様にベスト。魔導書の枠もトルマリンで埋めたい。トルマリンもまずはレベル4もしくは6で数を揃えよう。
HP系の宝石はマッチング対策で外しておいても良いだろう。ただし、5.9.0で追加されたHP系宝石の龍血石にはヒーローへのダメージバフがあるので、PvPの時だけ装備することになりそうだ。
龍血石は課金勢が一方的に有利で、重課金であればレベル12×8個でPvPダメージ+24%が実現できるが、無課金ではイベントなどで頑張ってレベル5x8個の+8%が精一杯であろう。レベル5の次は9までバフが増えないので24倍の時間がかかり無課金では絶望的である。
PvPとPvEで毎日宝石を全部入れ替えるのは相当な負担になるのだが、大雑把に宝石1つでダメージ+1%とすると36個で+36%もの違いが出るのでそれだけの価値はある。
時間がなかったり回避の必要な相手がいたりして一度に10試合を済ませられない場合、何度も宝石を入れ替えるのはあまりに面倒である。クイック奇襲を活用するとこの手間を省きつつPvEのエネルギーを無駄にしなくて済む。古代の迷路も宝石が無効なのでPvP中のエネルギー消費に便利。
既にプレイ時間の大半を周回が占めている人であれば、周回もPvP用のセッティングで済ませて、たまに本格的に攻略を進める時だけPvE用に入れ替えるのでも良いかもしれない。
宝石の入れ替えは妙に負荷が高いらしく、低スペックの端末だと入れ替え作業後にPvPをやるとフリーズやクラッシュして負けてしまうことがあるので普段からクラッシュの多い人はタスクキルを挟もう。
レベル9宝石もPvPではお休み
装備のプリセット機能の要望が多い最大の理由となっており、6.7.0でとうとう実装されたが、宝石は対象外となっておりコレジャナイの合唱となった。
装備以外でPvPに直接的な影響を及ぼす要素として以下のものなどがある。
「(敵の種類)へのダメージ+N%」に類するバフのうち、有効なのは「ヒーローユニット」と「人型エネミー」(の一部?)のみと思われる。両者を除くこのタイプのバフはモンスターの約半分に効果があり、バフ値が大きいのでPvEでは有力なのだが、PvPでは全く意味がない。このため、育成にあたってはPvPとPvEのどちらを重視するかで優先順位の選択を迫られるであろう。
上記のルーン・勇気レベル・遺物・メダル・勇者特権・宝石スロットバフは当然PvPで機能することが期待されるが、上記以外のものについての有効性は未詳である。少なくとも「神聖タッチとバウンス壁のコンボ」は発動していないので、個別に検証が必要なようだ。
PvPでは通常のスキルの一部から6つがランダムに提示され、そのうち3つを選ぶ。スキルの性能はPvP向けに調整されているので「i」アイコンの説明は必読。1つだけ、ストロングハートのPvP版のようなPvP専用のスキル「恩寵のハート」もある。
PvPのスキルの相性は「じゃんけん」のような側面があるのでこれが絶対というものはない。提示されるスキルは両者同じではなく、それぞれランダムである。相手のヒーローや武器も良く見てから選択しよう。
相手が選択を終えるのを待てばサークルやソードなどの有無がわかるので後出しじゃんけんができる。ただし、待ちすぎて時間切れになるとランダムで選択されてしまうのでほどほどに。一部サーバでは無限に待ててしまうことがあるようだが、濫用したプレイヤーは大量にBANされたのでやめておこう。
各スキルの出現率を増加させるルーンが存在するが、PvPでも機能するかは不明。
PvPではエレメント系の重要性(と出現率)が大きく、PvEならハズレ扱いのものでもPvPではかなり使えることが多いので特性をしっかり理解しておきたい。
6.6.0で導入された銘刻により、プレイヤーによって有利なスキルが違ってくることが予想される。銘刻のアップグレードに必要な「神託の章」は基本的に名誉店でしか手に入らないため、PvPとは密接な関係となっていきそうだ。
UPDATE:2023年1月現在、回転物による減速がかなり小幅になっている模様。
回転物(サークルとソード)では射撃の腕は問われず、障害物を超えて大きなダメージを与えられるため、弾を当てるのが容易でないPvPでは大きな力を発揮する。ただし、PvPでだけは回転物を取ると移動速度が落ちるので、速度差がついてしまうと逃げ回られて一方的に負けることにもなってしまう。
相手が回転物を使うかを知れれば後出しジャンケンができるというわけである。裏を返せば、相手にはできるだけ見せたくないところ。
回転物は炎が圧倒的に強く、次点は氷。これもPvP限定で、アタックスピードブーストにより回転物の回転速度も上がる。またドワーフにより自身の移動速度が上がるので、回転物による減速を相殺できる。このあたりも選択の基準に含めたい。
回転物の有用性は後述のように地形によっても大きく変わってくるので、なるべく多くの状況に対応できるようスキルを選択しよう。
サークルだけを持つ相手の場合は、逃げ回るよりも密着してしまえば当たらない。サークルを2つ以上取るとクリンチされて惨敗に終わりがちなので注意。特に、後出しジャンケンでソードを取られると目も当てられない。
ソードがあれば隙はないが、アヤナ・アイリスもしくはドワーフ選択でなければソードを相手に当てられるシチュエーションはかなり限られるので、スキル枠の浪費に終わることも少なくない。後出しジャンケンできる時だけ取るのがいいかも。 速度ペナルティの軽減に伴い、ソードもかなり当てやすくなったので、サークルとソードを組み合わせて隙をなくすのも一つの手。
PvPで戦う舞台となるマップは数種類からランダムに選択される。マップの構成は階級によって異なるが、大別すると:
TODO:マップ一覧
どれになるかによってスキルなどの有利不利がはっきり分かれるが、事前に知る方法はない。障害物が多いほどエレメントなどの間接攻撃が有利に、少ないほど能力強化や矢系などの直接攻撃が有利となる。
大きな障害物がある場合、回転物も落下物も全く持っていないと籠城戦で粘り勝ちされがちなので、火力全振りのようなピックにはリスクが伴う。
炎の剣もこうなるとアダに
草むらはPvPでのみ登場する地形。中にいると、一定距離まで近づかない限り相手からは姿が見えず、通常攻撃やエレメント系の攻撃も出ない。回転物も見えなくなる。よって、必然的に接近戦が多くなり、近接武器や回転物が有利となる。
例外として、炎・毒・闇属性による継続的ダメージを受けている場合、ダメージ表示が出るため相手に位置が分かってしまう。また孫悟空の如意棒は草むらでも発生するため尻尾が出てしまう。
静止していると発見された時に即座に殴られてしまうので、草むらの中にいる時はなるべく常時動き回るようにしていた方が良いだろう。
草むらのあるマップは比較的多めなので、草むらになった時のことも考えてヒーロー・装備・スキルを選択していきたい。
6.1.0付近から、従来のマップの水場の一部が表示上は平地となっており、通れそうに見えるのだが通行を阻まれてしまう。当初は不具合と思われていたが、その後もどんどん増えているのでステルス追加の新要素なのであろう。
なぜか進めないと思ったらコレなので、素早く行動を切り替えよう。妙にだだっ広く感じたら大抵これがある。マップごとに見えない水場の位置は決まっているので、できるだけ暗記してしまうことが望ましい。
当初は既存のマップの水場が一部不可視化しただけであったが、後に見えない水場のある新規マップも追加されている。他方で、一部は元の見える水場に戻されたりもしているようだ。
近接武器有利の草むらに対し、こちらは位置を把握できていれば距離を空けて攻撃しやすいので遠隔武器有利な傾向にある。
PvPはバランス調整が難しい。PvPのバランス調整(の一部)はアプリのアップデートとは無関係に実施できるようになっており、毎日のようになにかしらの調整が加えられている。
残念ながら完璧な調整というものは存在し得ず、ぶっちゃけその時点で有利になっているヒーロー・衣装・スキル・戦術を採れば腕がポンコツでも結構勝ててしまう。闇雲にプレイするだけでなく、ゲーム内外でアンテナを広げて最新情報を収集してプレイに随時反映させていきたい。
このWikiでも可能な限り最新情報を伝えるようにしており、この記事がまさにそれなのだが、メディアの性質上情報の鮮度には限界がある。Reddit・Discord・Twitter・5ch・LINE・クランチャットなどでリアルタイムで流れる情報をキャッチするのはもちろん、ゲーム内でも自分のキャラや相手のキャラ(の顔ぶれ)に常時気を配り、自分で変化に気づけるようになると優位に戦いを進められる機会が多くなるはず。
10ジェムであれば、ここまで読んで情報を仕入れた人が全く情報を持たない人に負けることはそうないと思われるが、40ジェム以上になるとこの程度の情報は全員が持っていると考えるべきである。そこから先は自分で情報を集め(資金をかけ)るしかない。グッドラック!
以上は10ジェムで勝ち越せるようになるための初心者向け攻略で、ガチ勢が★6の孫悟空や爆裂虎で殺し合っている(想像)100ジェムなどでは全く通用しないものと思われる。
ここからは40ジェム以上でも勝てる上級編を紹介していこう。もっとも、中上級の情報はあっという間に古くなり、王者達はまず手口を明かしてくれないという限界は認識した上で、(今強いアイテムなどの情報というよりも考え方の)1つの参考として利用してほしい。加筆・更新・情報提供を常時募集中!
なお、以下の装備・ヒーロー解説は2024年2月段階でとても有効だったものであるが、2024年9月の時点では運営が露骨な課金圧モードに入っており、新S級ヒーローと装備のゼウスとハンマーが単純に無双しているのが現実である。これもまたいつ変わるかわからないので、そういうものと思っておこう。(10月時点では耐性ビルドで対抗されているようだ。)
ここでは、筆者が必須級だと感じた装備について紹介する。
基本的には「遠征の拳」一択となる。地形やスキルを駆使して、ダメージを最小限にして近づき殴るのが最善手だ。(2024年7月追記:新S級装備の「天神の力」がPvP限定で強烈にステルス強化されており、100ジェムはほぼハンマー一色となっている。)
ただし、相手に近づかない立ち回りの方が強い猫法師や、ツタのせいで相手が近づいてこないシャリ(☆6以下、部族長を除く)などは勇気の弓やトルネードなども使うのも良い。
また、シルヴァンのヴァンパイア伯爵など相手へのヒット数が重要なキャラはギザギザの刃と相性が良い。ただし、ギザギザの刃自体は火力も低く扱いが難しいのでかなり慣れが必要だ。
後述する「遠征お守り」との相性の関係上、基本的にはLE以上の遠征アーマー一択となる。また、遠征アーマーはその他回復系のスキルとも相性が良い。
しかし、ミシック以上の黄金のチェストプレートも被ダメージを30%減少できるので強い。遠征お守りを持っていない場合は使ってみるとよいだろう。
このページ内の「指輪」の欄を参考にすればよい。
必須級と呼ぶほど「これ一択!」という感じではない。
(混沌にできればドラゴンの指輪がベストのようだ。)
HP以外のパッシブ効果があるのは「悟り」のみ。Gで接触耐性+5%、Rで弾耐性+5%となっている。
しかし、悟りのその次のパッシブ効果はALEの最大HP+7%となっており、育成にかなりの時間がかかる。そのため、悟りがALEになるまでは、(同じレベルだと)およそ悟りの倍近くのHP増加効果のある「遠征呪文の書」の方がおすすめだ。
まとめると、悟りか遠征呪文の書が良いだろう。
HP以外の効果がある遠征お守り一択。しかもこれがかなり強い。
遠征お守りは入手した時点で「HPが25%以下になると、HPが15%~45%回復する」という効果があり、(なぜか)PvPでもその効果を発揮する。
また、LE以上の「遠征アーマー」と組み合わせると、その回復効果は2倍となるため、運が良いとHPを全回復させることも可能だ。
ただし、このHP回復はだんだんと行われていくため、高火力型相手だと回復しきる前に倒されてしまう場合もある。そのため、相手の火力が高いと感じた場合、回復が始まったら距離を取ることを心掛けよう。
ペット、腕輪については(筆者は)効果が確認できなかったため省略。
また、宝石やドラゴンの影響についても筆者が未検証のため省略。
ここでは、40ジェム/100ジェムにおいて強いキャラを紹介する。
(注意:筆者は耐久寄りのキャラ(ポンちゃんやシャーマンシャリなど)を好んで使うため、その視点からの評価となる。また、以下のキャラは40/100ジェムではほぼ遭遇しないため、PvPでの強さが不明。
オフェリア・アクエア・信玄・ブレイゾー・イー・ガオ・ユナ・龍の少女)
※2024年9月時点では、新S級ヒーローのゼウスが席巻しているようだ。最近の課金ヒーロー+高額衣装についてはこちらも参照。
どの衣装でも40/100ジェム試合で強いのはポンちゃんとリナだ。
ポンちゃんはやはり一回復活できるのが強い。また、遠征お守りと非常に相性が良く、復活前と復活後でそれぞれ一回ずつ回復の効果が適用される。一番オススメなのは「クリスマスの小人」であり、相手を確率で凍らせることができる。
ポンちゃんの対策は、基本的には一方的に殴れるようにすることだ。スキルとエイム力を駆使して、距離を取って殴るのが最善手だと思う。近距離で殴り合って勝つことはほぼ不可能と考えていい。
リナはスキルのファントムダンサーが自動で敵を攻撃してくれるのが強い。また、リナは召喚系のスキルとも相性が良く、特に「サーモンリターン」は出たら確実に拾う方が良い。ただし、武器による攻撃を相手に当てないとファントムが出現しないこと、そして障害物の多いステージではあまり強くないという弱点もある。衣装の「今日のシェフ」では、PvP最強エレメントの炎属性がファントムの攻撃に追加されるため強力。
リナの対策は、相手の攻撃を極力よけてファントムを出させないようにし、召喚された場合は障害物でファントムの攻撃を食らわないようにするのが良い。
その他、特定の衣装で強いのは以下のキャラである。
確率で猫砲に火属性を付与するのが強力。基本的には相手から距離を取って攻撃を当てる立ち回りとなる。
対策としてはまず相手に近づいて殴る事。そうでないと、遠距離からくる、よけられない猫砲に太刀打ちできなくなる。また、シールドスキルが出たらそれを優先的にとるとよいだろう。
金色の星がダメージを与えてくれるうえ、7個集めると一定時間無敵になれるのが強力。にゃんこシェフ同様相手と距離を取った戦い方をしよう。
対策もにゃんこシェフと同様。
攻撃すると確率で相手にマイナス効果を与える杖を出す。これが相手の攻撃速度や移動速度を低下させるため強力。一方的に相手を殴れる。
対策は正直ない。相手からの攻撃を連続して3発貰ったらほぼ100%杖が出てくるため、そうなればほぼ負ける。高火力キャラで速攻を意識すればもしかいたら強いかもしれない。
エレメント攻撃が相手に発生すると、自分のHPを回復できる。非常に強力。ギザギザの刃との相性が良く、ひたすら相手に当てて自分のHPをどんどん回復させるのが強い。
対策は高火力で速攻で倒すこと。シルヴァンはキャラのスキルにより絶対にエレメントダメージは発生するので、相手の回復力を上回る火力を出すのが前提となる。
PvPでのみ、攻撃を相手にヒットさせるたびにHPを回復できる。元から耐久力のあるヒーローだが、この新衣装によりさらにヴァンパイアシルヴァン並の回復力を持つようになった。
対策は極力被弾しないようにエレメント攻撃などで倒すことだが、ハンマーを使われるとそれも難しい。
その他、タラニス、ヘリックス、オニール、アイリスなどはよく見かけるが、正直現環境ではあまり強くない。ただ、調子に乗って真正面から殴り合うとヘリックスや爆裂虎には負けることもあるので、立ち回りには十分に気を付けよう。
ランキング50位から上は賞品にチェストが入りぐっと豪華になる。50位からはシルヴァンの限定衣装「指揮者」が7日間、20位からは同14日間レンタルでき、10位からは限定フレームもレンタルできる。(実際には指揮者は貸与でなくもらえてしまっているようだ。)
10位は100ジェムで大幅に勝ち越さないとまず無理だが、50位なら人口の少ないグループに入れれば基本10ジェムで時々40ジェムをやる程度でも到達可能なことがある。50位の次は20位まで賞品がほとんど変わらないため、無課金が色気を出すなら50位入賞を目指すのが良いだろう。
指揮者を一度借りられれば全ヒーローにHP+350のバフが恒久的に得られるので、ジェム消費イベントなどの際にチャンスがあるようなら一度だけ達成しておくのも良いかもしれない。終盤では大したバフではないので赤字がかさむようならやめておこう。
なお、受け取るタイミングをずらすなどして、レンタル期間が切れないうちに再度指揮者をレンタルすることで紫クーポンを30枚もらえる。以前はもらっても使い道はなかったが、衣装のレベルアップが可能になったので、紫券の衣装の全ヒーローバフを揃えたりシルヴァンのヴァンパイア衣装を強化したりなどに使えるようになった。
PvPの戦績により授与されるメダルが3つある。「素人」は文字通り10ジェムの素人でも簡単に達成できるが、「百戦百勝」は100ジェムでほぼ全勝できる神々にしか縁がなさそうだ。「落ちない城」は40ジェム全勝もしくは100ジェムで勝率5割程度で届くか届かないかというラインである。
メダル | 条件 | バフ |
---|---|---|
素人 | 合計勝利50回 | 攻撃力+70 |
百戦百勝 | 累計4シーズンで上位3位 | ヒーローユニットへのダメージ+5% |
落ちない城 | 累計5シーズンで上位10位 | 攻撃力+1% |
「10シーズンで上位100位」ぐらいのメダルがあっても良かったような…
PvPで3位に入るような人にさらにPvPダメージ+5%がついたらもう手のつけようがないので実質「上がり」のようなものかもしれない。なお、チャレンジマッチにも、鯨にしか取れないがPvPで有利になるメダル「一生懸命」が存在する。
(2024年秋頃の時点で)中級以上でよく用いられているビルド(戦術)を紹介する。いずれも、PvEでは主流ではないヒーローや装備をかなり育てる必要があり、ただ揃えるだけでなく各パーツを最高水準まで高めていかないと100ジェム試合で黒字を出すのは難しいと思われる。
ランカーの手の内の全ては分かっておらず(執筆者募集!)、またバランス調整による変化も常にあるので、そこから先は各位で探求されたし。
従来PvPでは効果がないと思われていたブレスレットやドラゴンの一部パッシブ能力などが実は有効であり、これが特定ビルドを極端に強くしている。バランスを大きく狂わせている隠し効果なので、いつバランス調整などがあってもおかしくないことは念頭に置いておこう。
最新のビルドを準備できれば無課金でも十分に戦えるはずではあるが、ビルドの流行が変わった時に、重課金なら即座に対応が可能だが無課金だと数ヶ月は要してしまう。準備ができた頃にはまた流行が変わっている(運営が変える)ので結局、戦える期間は短かったりいつまでも対等に戦えるようにはならなかったりというのが現実のようである。
時々様子見参戦してみて、流行のサイクルのどのあたりにいるのかを把握するのが良いだろう。ビルド間のバランスが取れていて相性ゲーになっている時期と、なにかしらのビルドが圧倒的に強くバランスが崩壊している時期があることにも留意。
クリティカルビルドは基本的にはPvEのものと同様だが、PvPにおいてはミシックの槍と組み合わせるのがセオリー。クリティカル発生による連続攻撃で一気にHPを削っていく。
使用するヒーローはアイリスほぼ一択となる。直接攻撃をどんどん当てていく必要があるため、足が速く相手を逃がしにくい点や、固有スキルのフロントで射撃が増幅される点が活きてくる。もちろん復活能力も頼もしい。
スキルはクリティカルマスターはもちろん、ドワーフがクリティカル率と移動速度の一挙両得でかなり強力(ただし壁越し攻撃はできなくなる)。各種ブースト・増矢・バウンドなどで弾を強化していこう。
なお、勇者特権23級に「クリティカル減少率」(Crit reduction)が追加されており、これはPvPで相手のクリティカル率もしくはクリティカルヒット時のダメージを軽減するものと推測される。
PvPでの与ダメージには相手のHPの10%という上限があるため、クリティカルダメージをあまり大きく上げても効果がないとのこと。現時点では他のビルドの補完程度の位置付けになりそうだ。
エレメントビルドはPvEではあまり行われない戦術だが、炎属性が強いPvPにおいては有力。炎属性もしくは属性全体へのバフをできるだけ高め、ヒット&アウェイで相手を焼死させる。
フォレン・シルヴァン・リナなどの(衣装によるものを含む)炎属性持ちか、もしくは弓やトルネードなどにある炎属性つきの武器スキンが大前提。誰が良いかは衣装のバランス調整次第なので流行りがめまぐるしく変わる。2024年初頭時点では、最新ヒーロー用の10万円近い衣装に炎属性がつき異常に強いという傾向が見られる。
ヒーローで炎属性を確保できている場合、武器は攻撃速度が速く当てやすいギザギザもしくは弓が使われる。逃げ回りながら時々隙を突いてピシッと一撃を加え、炎ダメージで相手が死ぬのを待つわけである。
ブレスレットとドラゴンのバフは強力で、全部揃うと壮絶な破壊力を発揮する。エレメント強化・爆発が出れば鬼に金棒。
アクエア・氷のブレスレット・アイスドラゴンで敵を氷漬けにしたり、タラニス・雷のブレスレット・サンダードラゴンで壁を撃ちまくったりするバリエーションもあるようだ。
非常に有力なビルドではあるのだが、資金が無尽蔵にあればエレメンタル耐性を100%にできるため、超ガチ勢には全く通用しない場合がある。
天神セットとゼウスの登場により、従来の炎の代わりに雷(稲妻)属性を強化した雷エレメントビルドが台頭している。先述のエレメント一般のビルドを前提に、以下のような要素を加えることで威力を発揮する。
サンダードラゴンやサンダーホークなどには特にPvPで有効な雷属性のバフはないようだ。
鎚ゼウス同士の対決ではこのあたりの差で勝負が決まってくるようである。
タンクビルド(HPビルド)は耐久力をひたすら上げる戦術。短期決戦ゆえに回復能力が大きく物を言うのでそこに着目するわけである。実質遠征シリーズビルド。
以上が揃えば2回HPをほぼフル回復できるので、あとはHPを高められるだけ高めておいて体力勝負にする。HPブーストは効果が実質3倍になるので是非取りたい。「恩寵のハート」などハートが出るスキルを取れると遠征シリーズの優位性がぐっと増す。
ヒーローの顔ぶれ的にエレメントビルドとは両立が難しいため、スキルは回転物をできるだけ取って芸のないHPの削りあいに持ち込むのが基本。回転物による減速が小さく調整された結果として成立するようになったビルドなので、大きく減速するよう再調整された場合は困難になることが予測される。(2024年の春節で炎属性のつく弓スキン「花灯の炎弓」が配布されたため、エレメント・タンクビルドにも道が開けた。)
他の装備は比較的自由に選択できるが、以下のものがビルドとの相性が良い。接近戦一択となるので武器は拳や鎚が良いだろう。
HPと攻撃力が近いプレイヤー同士がマッチングされるはずではあるのだが、実際には特に中上級ではHPが倍近くもあるような相手にも頻繁に当たってしまい多くのプレイヤーに首を傾げさせている。タンクビルドでは回復や復活により数倍の効果となるHPの重要性が攻撃力よりも遥かに大きいので、HPは高く攻撃力は低くなるように調整しているのかもしれない。
マッチング部分に謎が残り、完全には詳細の分かっていないビルドである(情報募集!)。HPで大差をつけられなかった場合は悲惨なことになるので、一度試してみて、相手を圧倒するようなHPでマッチできている場合だけ使っていくと良いだろう。
バリエーションとして、血の渇き系の回復力を持つ爆裂虎(戦争の魂)・シルヴァン(ヴァンパイア)・オフェリア(プレゼント使者)などと遠征アーマーの組み合わせも成立しうる。
5.15.0で調整が入り、反撃にクールダウンが設定され連続しては出なくなりました。以前ほどの強さはなくなりそうです。(→参考動画)
ダメージのほとんどを相手に返してしまう(かのように見える)反撃ビルドは謎が多い。反撃のロケットペンダントは効果がないことが知られており、反撃源としては以下のものぐらいしかない:
計算上は反撃確率50%近くが実現可能だが、レベル13宝石を16個というのは現実味に乏しい。実際のところは、25%ぐらいもあればほぼ常に反撃されているかのような体感になるといったところなのかもしれない。レベル4・6・9あたりを大量に揃えてPvPの時だけ使うのが良いだろう。なお、アメジストは名誉店でレベル3を週に2つ購入できる。
事実上宝石のみのビルドなので、他のビルドとの併用がしやすい。攻撃を反撃に頼るので、他の装備はHPビルドに準じたものとして耐久力を高めるのが良いようだ。
同時に使える減速要素はそれほど多くないのでビルドというよりは戦術に近い存在だが、減速持ちはそれ単独で1つの勢力となるほど重要性が増してきている。
このぐらいしかないので、あとは他のビルドに準じた装備で臨むことになる。強風やギザギザを使う場合を除き、相手を減速させて追い付き近接武器でボコボコに殴るわけである。接近するだけで減速できる要素と、攻撃を当ててはじめて減速になる要素があり、いかにして減速を発動させ、可能であれば重ねがけするかが腕の見せ所。
ソード系のスキルが対抗手段となるが、炎と氷以外であればソードのヒットよりも拳の連撃の方が痛いので意に介せず殴ればだいたい勝てる。
かつてはPvPで使える近接武器は実質刀だけだったので傍流に留まっていたが、拳の登場により有力な戦法となった。部族長の鉄拳に涙を飲んだ人も多いのでは。
なお、このスタイルはメリンダに弱い。せっかく減速させても、迂闊に近接距離まで近寄ると弾幕の餌食になってしまう。遠くから正確に当てて、近寄らせないようにして戦おう。
減速ビルドの逆で、移動速度アップ効果のあるハンマー・拳に遠征指輪や混沌のドラゴン指輪(要確認)を組み合わせて超高速で相手を追い詰めるスタイルも存在している。ギザギザの限定スキン「ヘルメスの短剣」の登場により台頭が予想されるスタイルである。
特に、孫悟空の衣装「火眼金睛」で相手に特攻して炎跡で焼き殺す戦術や、アイリスの衣装「輝月の光」で遠距離から一方的に攻撃する戦術が良く見られる。
PvEの強力なビルドである弾耐性ビルドはPvPでも実現可能。防弾ロケットの低HP時バフは発動しないものの、それ抜きでも80%超え(フォレンなら100%)が実現する。 ※指輪の宝石バフとペットの伝承スキルが未検証
近接攻撃も弾扱いであり、PvPでは衝突ダメージがないことも有利に働くが、エレメント攻撃には効果がない。また、遠征アーマーとお守りが使えないため回復力で大きなハンデを背負ってしまう。
相手が炎攻撃を持っていないことに賭けることにはなるが、対戦相手のプールによっては選択肢に入れてみるのも面白い。雷攻撃にも効果がないが、ハンマーそのものの攻撃は無化できるので炎ほどの相性の悪さはない。廃課金勢であれば次に述べるエレメント耐性ビルドとの併用でほぼ無敵状態となる。
これは完全に廃課金専用となってしまうのだが、レベル13のアンバー12個や勇者特権21級やレベル80衣装などを揃えることで100%のエレメント耐性が実現する。他のビルドとも簡単に両立可能で、炎ダメージが全く通用しなくなってしまうので、100ジェムのトップクラスの争いではエレメントビルドは有力ではないようだ。ハンマーゼウスもほぼ無力化されてしまう。
なお、炎耐性ビルドは、主要な供給源である溶岩ドラゴンとフレイムカエルがいずれもPvPでは無効なため成立しない。火眼金睛の孫悟空が30%、フォレンのヘルパー効果レベル60が20%の炎耐性を持つことだけ覚えておこう(フォレンは孫悟空のヘルパーにはなれない)。ゼウス・ハンマー対策にはタラニスの勇気レベル60による20%の雷耐性も有用。
フォレンであれば弾耐性100%とエレメント耐性100%が同時に成立し、実際にそれに近いプレイヤーも存在しているようである。倒す方法があるのかは不明。ここまで来ると、無課金でも楽しくアーチャー伝説を遊べるのはこうした方々のおかげと感謝しておくしかない。とはいえ、廃課金でも大半は50~60%ぐらいで運用していることが多いように思われる。
エレメント攻撃には弾耐性が効かないため、ファントムマントやドラゴンの指輪はエレメントビルドに弱い。エレメントビルドの相手が多い場合には黄金のチェストプレートや牛の指輪を使いたい。逆に、タンクビルドが多くなっている場合には対エレメントの防御を固めても効果が薄く不利になってしまう。
実際には複数のビルドの折衷もよく行われる。たとえば、クリティカルビルドで固めてもブレスレットとドラゴンは枠が余るので、炎のブレスレットとファイヤードラゴンも入れておき炎属性のスキルを引ければ敵なしになる。アイリスと遠征シリーズの相性が良いため、クリティカルタンクアイリスの台頭が見られる。
ビルドによってプレイスタイルが大きく違い、その時に使用者が多いビルドがどれかによって有利なビルドや防御系装備の選択も変わってくるので、緊張感のあるバランスが保たれていると言えそうだ。常に対戦相手のプール全体を良く観察し、柔軟に最善のセットアップを模索していきたい。(特定のビルドが異常に強くてどうにもならない時も少なくないが。)
相性ゲーの一例として、2024年夏頃にはハンマーゼウス一強であったが、研究が進んだ結果、弾耐性ビルドのフォレンならピコピコハンマー化させて勝てることが分かってきた。
弾耐性フォレンが最強というわけではなく、遠征シリーズが使えないため、孫悟空やリナなどのエレメントビルドに弱いので従来はあまり活躍できていなかった。ゼウスが大流行して孫悟空があまり使われなくなった結果、一時的にフォレン有利な状況となっている。
なお、重課金ゼウスは雷ダメージも大きいため弾耐性だけでは対抗できないが、これまた重課金が前提のエレメント耐性ビルドを重ねられるとお手上げとなるようだ。結果的に重課金ゼウスが10ジェムにまで逃げてきてしまい、エレメント耐性ビルドができる人はいないので手のつけようがなくなるという副作用も発生している。運営も大変だ……
これはあくまで一例であって、このようなことが運営が新要素やバランス調整を入れたりプレイヤー間で情報が広がったりするたびに起きて絶えず状況が変化するので、中上級は情報収集・研究・風読みの情報戦になるわけである。(残念ながら、このwikiに情報が載る頃には流行の末期であり、真似しても靴磨きの少年になるだけの場合が多いだろう。)
ガチ勢はそのたびに数十万から場合によっては百万単位の散財をしているものと思われるので、無課金や軽課金がどの程度お付き合いするかは考えどころだが、ガチ勢の人数は限られているので……続きは次章で!
アーチャー伝説のPvPは実力の釣り合わないマッチングが横行する仕様であり、試合の半分以上はマッチングの時点で既に勝負が決まっているようなものである。人の多い10ジェムならまだしも、中上級では無策だと同じ相手にエンドレスで瞬殺され続けてしまう。
マッチングについては基礎編でも詳しく述べられているが、中上級に特有な要素や戦術についていくつか追加で解説する。
先述の通り、マッチングは攻撃力とHPを基準にしていると考えられるため、両者を低く抑えるほど有利なのだが、最終盤プレイヤーではそうも行かないのでどうしてもガチ勢同士の試合が多くなってしまう。
そこで、PvPのガチ勢はPvP専用のアカウントを作り、PvPに必要ない要素はできるだけ育成しないようにしつつ、必要なものにだけ集中的にリアルマネーを投下して強力なヒーローと弱い相手とのマッチングを両立させているようだ。
また、HPの効果を倍増させる復活能力やS級装備の特性のため、攻撃力よりもHPの方が重要なので、攻撃力を低く抑えつつHPは高めることで、相手より極端にHPが高いマッチングを実現させている模様。チャプターを進める必要もないので、PvEでは必須の全ヒーロー攻撃力バフなどはお断りというわけである。概ね攻撃力10万を超えてしまうと楽なマッチングは望み薄となるようだ。
無課金はおろか普通の重課金プレイヤーぐらいでも真似できそうにないが、100ジェムで勝率9割超のトップランカーはそのような世界の住人のようである。チーターもいるが、彼らは勇者特権が低すぎるのですぐ足がつく。
勇者特権もそれなりにある=みっちり投資しているガチ勢にお会いする機会があったら、敬意を払いつつ数時間は近寄らないようにしよう。PvPでいつもトップ3なのに他のイベントのランキングで一切見かけない方たちがそれである。
このレベルになると競争相手が限られるためか、ヘタレ勢のようにはグルーピングを気にせず8001や8002に入っていることも多いようだ。トップランカー同士で棲み分けているのかもしれない。
なお、PvP専用でなく攻撃力100万前後もあるようなガチアカウントの場合、どの階級でも1日10試合はまずこなせないぐらいマッチしなくなってしまうそうである(この場合、勇者特権は間違いなく20超えのはず)。PvPのトップ3が勇者特権10前後の人で占められていることが多いのは以上のような事情によるようだ。
10ジェム編でも述べた通り、回避したい相手が同じランキンググループにいる場合は、試合数を観察すればいついなくなるかが分かる場合がある。また、1試合単位で試合数とスコアの変移を見ることで、「今どの階級をプレイしているか」「勝ったか負けたか」も分かる。
さらに、同グループかつ同サーバー(日本であればアジア太平洋)で強さが分かっている相手をランキングで観察することで、特に中上級に別グループの人も含め今強い相手がいるかどうかが分かる。
自分と同等か格上の人が連敗しているようなら、今参戦したら強すぎる相手に当たる可能性が非常に高いわけである。逆に、自分より弱い人が連勝していたら絶好の参戦チャンス。
たとえば、自分と同じぐらいの強さの人が47試合34勝2260点から50試合36勝2480点に変化したとすると、100ジェムで2勝、40ジェムで1敗したと推測される。この場合は、40ジェムより100ジェムに参加した方が勝ちやすいかもしれない。
自分とマッチする可能性がないほどステータスが違う相手は観察しても基本的には意味がないが、「自分とマッチする強豪を駆逐してくれている」可能性はある。
大敗した相手を回避するのは基本中の基本だが、ランキングを観察することによって「そもそも1敗もせずに回避する」ことも可能になる。イベントでもない時に、射撃の下手な無課金が中級以上に闇雲に飛び込んでもジェム献上になるだけなので、やるならあらゆる情報を総動員して「常勝より不敗」を目指してみよう。
なお、本当にどうしても回避したい場合は、VPNで別のサーバーに入るという手もある。別の強豪とこんにちはしてしまうかもしれないが。
自分もまた観察されているということはお忘れなく。公称プレイヤー数5千万人といっても、PvP中上級で非ピーク時間に同一サーバー上でマッチしうる人数は数名程度と思われる(それが運営がマッチングを改善できない理由であろう)。いくら待っても誰も来ないなら、あなたが全員に回避されている可能性がある。その場合、おそらく次にマッチするのはあなたをカモにできる人だろう。
自分の行動を読ませたくない場合は、わざと2~3試合ぐらい消化せずにおくことで、試合数を半端にして1日分の試合を消化し終えたのか分かりにくくできる。
あなたが必死で回避している相手も、先述のような王者級でなければまた(あなたとは当たる可能性のない)誰かを必死で回避している可能性が高い。恐れすぎずに、場とプレイヤーの心理を読んで立ち回ろう。
アーチャー伝説のPvPは1にビルド、2に回避、3・4がなくて5に射撃なのである。その数少ない実力伯仲の相手との撃ち合いを制した時が最も楽しい(負けたって楽しい)ので、できれば運営にはもっとそういう試合が多くなるマッチングにして欲しいところなのだが……。
https://www.youtube.com/watch?v=k3p00x1dCNc
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